一級建築士試験は製図試験より学科試験の方が難しいと思われがちです。
現に一級建築士学科試験は全体の約15%しか合格しない厳しい試験です。
この学科試験の前に何十万人の受験生が一級建築士になる夢を諦めさせられたでしょうか?学科さえ合格すれば、後は合格率40%の製図試験だけ!と受験生はそう思って学科試験に臨むのです。
しかし学科試験合格後に待ち受けている地獄を、学科試験中の受験生はまだ知らないのです。
本当の戦いは製図試験という事を!学科試験に合格しても、まだ一級建築士試験のスタートラインに立っただけなのです。
製図試験に臨んだ受験生が口々に『学科試験合格に比べたら製図試験ってなんて難しいの』と言うのです。
ビリケツくんもその一人です。
なぜ?一級建築士製図試験は難しいと感じるのか?
それは製図試験の採点がブラックボックスだからです。
学科試験の場合は分析すれば、なぜ?自分が不合格なのか原因がわかります。その為来年の学科試験の対策が立てやすいのです。
しかし製図試験は自分の不合格の原因もわからず、来年の試験に向けて準備をしないといけないのです。
正直資格学校の講師も採点基準がわからない為、具体的にどこが悪かったのかと指導出来ないので、本当に来年の対策するのが大変です。
一度二度目の製図試験で合格出来ればラッキーです。
本当の地獄は角番からです
まだ一年目は短期間で詰め込む為、なんとなく落ちてもしょうがないかなと思えるのですが、二年目って一年間の準備期間があるので、やる事すべてやって、試験に臨めるんですよね。
その為二年目で不合格になってしまうと三年目ってどうして良いのかわからないんですよ。
角番になれば、知識も経験も豊富にあります。そして製図試験に臨みますよね。
その準備万端な状態で2年連続不合格になると、精神崩壊します。
またあんなに苦労した学科試験から再スタートしなければいけないからです。
そして学科試験から製図試験に返り咲いても、また闇が深い製図試験が待っているのです。
製図の試験勉強をやり切って通算4度目の試験です。ここまで来ると何が正しく何が間違っているのか完全に意味不明です。
皆様は是非とも迷子にならず一発でサクッと合格して下さいね。
製図試験の採点はブラックボックス!エスキスが大事って誰が決めたの?
先ほど言いましたが、製図試験の採点基準は公表されていません。
その為大手資格学校及び小さな独学支援の会社は製図試験に対する独自の理論をもって受験生に指導しています。
その中でも僕が一番気になるのが『エスキスが一番大事・とにかくエスキスする時間を最低2時間確保する』です。
ビリケツ君の優先順位は作図→記述→エスキスの順番です。
何度も言いますがH26年度の『道の駅』から明らかにエスキスの重要度が下がっていると思っています。
その為、エスキスに力をいれると残念ながら合格しないと思いますよ。
ビリケツ君の製図合格理論はこれからこちらのブログでゆっくり説明していきます。
なぜ作図が一番大事なのか説明しますので楽しみにしていて下さい。
まとめ
一級建築士製図試験に迷ったら一度立ち止まってみませんか?(ビリケツ君の話を聞いてみませんか?)
初年度生や2年目の過年度生は今後の経験のために色々と試してみれば良いと思います。
でも、角番生や4年目の方はもうすべてやりつくしているでしょう。
何をやれば良いのか迷っているぐらいなら、僕の理論を聞いてみませんか?
聞いた上で必要なければ実践しなければ良いだけですからね。
もう今年こそは合格しましょう!