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日建学院の模擬試験を解いてみた!ポイントはツインコリダー!?

全国の受験生から『日建学院の模擬試験が難しかった』とご連絡を頂きました。

確かに難しかったと思いますが、ツインコリダーを選択すれば難易度が変わったのかも知れません。

学校が変わればルール(方針)が違う為、絶対駄目!ではなく、優先順位を自分の中で確立すれば良いと思います。

僕は、片廊下→L型→ツインコリダー(中廊下)→コの字型→ロの字型です。

なるべく難易度が易しい方を選択します。

コの字型以降は難易度MAXですからね。

本試験中にその案が浮かべば。

凄いと思います。

※著作権の関係で課題文を掲載する事は出来ませんし、細かい説明は出来ません。

日建生以外の受験生は申し訳ないです。

エスキスの雰囲気だけ感じてくれたらと思います。

また僕がエスキス中思った事を勝手に解説しているだけで、このプランが正しい保証もありませんし、学校の教え方・考え方等一切関係ありません事ご了承下さいませ。

僕がエスキス時間3040分で80点の図面を目指した結果こういうプランになったので皆様ご参考にして下さいというアドバイスです。

楽しく見て頂ければと思います。

100点の解答は担当の講師にプランを見せてもらって下さい。

きっと素敵なプランだと思います。 

PC梁は極力外壁面に計画しない事を心掛けて!




PC梁を外部に面して計画する事は、絶対に駄目ではないと思います。

しかし、優先順位が低いと考えれば良いです。

1階または2階に大空間(無柱)があれば、3階の計画に影響があるため考慮した方が良いと思います。

12階が4スパン!3階以降が3スパンの場合

この図のように長辺方向入りの場合は、利用者用階段と管理者用階段を北側に計画すると構造的に負担が少ないです。


 

11番を見て下さい。

この様に利用者用階段を上から4コマ目、管理者用階段を上から2コマ目で計画すると、3階の計画が外壁面にPC梁が来てしまいます。

大手資格学校の解答例でもたまに見るので、絶対駄目ではないのですが、第1案目では止めた方が良いと思います。

12番を見て下さい。

これだと風除室が1箇所に集まり過ぎるため、どうかなぁ?と思います。

1階、2階の大空間の考え方は、慣れるしかないと思います。

そのため、9月はもう特訓するのみです!

まずは、総三階建てで考えてみて下さい。 

ヘリアキの検討

駐車場の検討をいつも通りやります。

今回は屋内駐車場を北側からと指定がありましたので、計画します。

この時のポイントは歩道があるか?です。

今回は練習課題のため、北側と指定があったと思いますが、本試験では指定されていない思います。

歩道があると1箇所あたり切り開きが6mまでなので、気を付けて下さい。

歩道の切り開きという位なので、歩道がないと歩道の切り開きとは言わないと思います。


基準階の計画

基準階型のテキストに記載してあるように、3パターン位考えます。

慣れてくれば、1パターンで進めて後で修正でも良いと思います。

3→1→2階をぐるぐる回すスピードを早める。

1回目で完璧なプランを作る事をしない。

要求室の倍数と部屋数を参考に決めます。

基準階の計画は、これが正解!というのは無くて、ある程度パターンを覚えるしかないと思います。

課題作成者もまず、基準階を組んでから1階、2階とプランを組んでいきます。

そのため、解く側も同じ手順を辿った方が良いと思います。

条件整理の段階で、大空間が1階または、2階に来る事がわかっているため、第1案目は、総3階建てで計画します。

また、8割~9割位の要求室が50㎡の倍数のため、出来れば7m×7m=49㎡、6m×8m=48㎡で始めます。

基準階が50㎡の倍数、低層階型が40㎡の倍数であれば、6m×2コマ=12m×7m=84㎡-(廊下3m×7m+バルコニー2m×7m)=49㎡とする事も出来る。

詳しくは、基準階型のテキストを見て下さい。 


低層階の計画

1階の計画

交流は特に条件指定されていないため、第1案目は北西側に計画します。

南西側に計画すると、2階の公園側が潰れる。

2案目での変更はOK

条件の指定通り、屋内駐車場、設備、厨房、レストラン、西側メイン風除室、南側にサブ風除室を計画。

ホワイエは、ちょっと確定出来ないので仮置き。

光庭は中央に計画。 

2階の計画

条件の良い所に面積の大きな要求室を計画します。

小さな面積の要求室は、適当!

いや適切な位置に計画する。 

3階の計画

ユニットなのでなるべくシンメトリー(左右対称)になるように心掛ける。

仮にユニットが3箇所の場合は、シンメトリーになりにくいため、1箇所下階(2)に降ろしてあげる。

これは、基本の考え方なので、応用ではないです。

学校によっては違った考え方があるのかも知れません。

光庭がある場合の考え方

外壁面と一緒の感覚で要求室を計画しても良いと思います。

居室は、プライバシー等があるので、どうでしょうか。

廊下から部屋の中が見えるかな?

担当の講師に聞いてみて下さい。 

面積チェック

最大床面積を見てピン!と気付いた受験生は凄いと思います。

僕のテキストを読み込んでいる受験生は、42m×28m×3階=3528㎡-大空間200㎡-光庭×3層と考えれば面積の余裕がある事は一目でわかったのではないでしょうか? 

全体の計画

大きな面積の要求室が計画出来れば、後は空いているスペースに小さな面積の要求室を計画します。

学校の手順は課題ごとに変わるかも知れませんが、基本僕の手順は変わらないと思います。

各々で思う事はあると思います。

え!この部屋は妥協して良いのですか?等』

シンプルに面積の大きな要求室は妥協しない!

このルールだけ守れば100点のプランは出来なくても80点位の図面は出来上がるのではないでしょうか?

本試験当日、100点のプランが出来た!と思っている受験生は全体の10%もいないと思います。

各々何かしらのミスはしていると思います。

僕も本試験当日100点の図面は出来ませんでしたが、個人的には100%満足いくプランは出来ました。 

まとめ

この課題をツインコリダー型で解く事に賛否両論あると思います。

学校の解答例と一緒だと僕が解く意味が全くないので、ご了承下さい。

他の大手学校の受験生だと、この課題はツインコリダーを選択する人が多いと思います。

※サ高住(サービス付き高齢者住宅)であれば、ツインコリダーは選択しなかったと思います。

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