個別相談の返信に追われてブログが後回しになってしまいました。
今日はご質問が多かった『在宅勤務を考慮したスペースとは』について語りたいと思います。
試験元がこういう出題する時は、結果合否に影響は与えない可能性が高いと思います。
平成29年度リゾートホテル出題の『コンセプトルーム』みたいなものかな?
平成29年度に出題されたコンセプトルームも当時は、色んな意見がありました。
○○㎡以上じゃなければ、これが今年の合否を分ける!なんて。
当時の受験生から沢山の相談を頂きました。
※ちなみに私のコンセプトルームのテーマは、VRでした。当時観光の分野でVRの活用が始まっていましたので、最先端だと思ってブログに書きました。
受験生の多くは、観光の資料を配布出来る、見学出来る等色々書いていました。
床面積も適宜だったので、上は200㎡から下は30㎡いました。
結果合格している人は満遍なくいましたので、コンセプトルームは合否に影響がなかったと思います。
翌年から学校の課題でコンセプトルームが沢山出題されました。
懐かしい思い出です。
在宅勤務を考慮したスペースに採光は必要か?
多くの受験生がすでに採点会に出席して『採光は必要だよ』と言われたと思いますが、個人的には採光は必要ないと思います。
あくまでスペースなので、部屋ではないんですよね。
納戸、サービスルーム、スペースは、居室ではないので、採光は必要ないと思います。
あるに越した事はないですけど、無くても良いと思います。
それよりも壁を立ち上げて、床面積が7.5㎡以上(4.5帖)あると部屋とみなされて2LDK→3LDKと条件違反にならないか心配しています。
図面を送ってくれた受験生の中に数名、そういった方がいらっしゃいました。
担当の講師は問題ない!と言っていたみたいですが、僕は採光よりそれが心配になりました。
あくまでスペース
スペースなので、LDKの一角に計画しても良いし、洋室(和室)の一角に計画しても良いと思います。
試験元がこういう何とも言えない問題を出題する時は、基本記述と1セットです。
平成29年度のコンセプトルームも記述が一緒に出題されました。
今回も記述とセットなので、どういう風に記述で説明したのか?これがポイントになると思います。
記述でフォロー出来る=適当で良いよという事になります。
洋室の一角に計画する
洋室は基本6帖だと思います。そのため、8帖確保し2帖分在宅勤務を考慮したスペースに充てる事にしました。的な事を記入し、音声会議の声が漏れないように、片引き戸ではなく、片開きドアにすると共に、下地材を石膏ボード2重張り+遮音シート張りを組み合わせる事で遮音性に優れた部屋にしました。的な事を適当に書いていれば良いのでは?と思います。
そこに絵が描けるのではあれば、下地 65mmスタッド 石膏ボート12.5mm×片面2枚 計4枚 +遮音シート3mm 118mm。
これに正解はないと思います。こう思ってこうしました。が正解だと思いますので、何を書いても正解だと思います。
LDKの一角に計画する
リビングに在宅勤務を考慮したスペースを設けると、1点だけクリア出来ない問題があります。
それは音です。
パーテンションで区切っても天井まで立ち上げないと思いますので、どうしても音声会議等に支障が出ます。
※あくまでスペースだから。
その点はスルーして記述します。
記述のポイントは生活感と仕事空間を切り分ける事だと思います。
そのため、在宅勤務を考慮したスペースとリビングとの間に本棚等を計画し、プライベート性の高い作業空間を演出する事で、WEB会議等にも支障が出ないように配慮した。的な事を書けば良いと思います。WEB会議で生活感をあまり出したくない。
そんな感じで、結局どこに計画しても大丈夫だと思います。
記述が大事です。
まとめ
本試験の内容は毎年、あれは良い、あれはダメ。と議論になります。が結局試験元しか知りえないので、あんまり気にしない方が良いと思います。
また大手資格学校の採点も気にしなくて大丈夫です。
ランク1から不合格になる人もいれば、ランク3、4から合格する人も沢山います。結局は誰もわからないという事です。
最近の傾向でいえば、法的な事、欠落(去年の汚物処理室)を守っていればランク3、4は回避出来ると思いますので、そこが大丈夫な受験生は、ドキドキしながらクリスマスを待ちましょう。