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一級建築士製図試験!サービス用駐車場の寸法は2.3m?2.5m?どれが正解なの?

受験生から『一級建築士製図試験攻略テキストの内容P35の駐車場の計画について教えてほしい』

『担当の講師がサービス用駐車場の寸法が2.3mでは計画出来ないので最低2.5m確保しないといけないと言われました。ビリケツさんの見解は』

とご質問が届きましたので本日は答えていきたいと思います。

一級建築士製図試験に正解はない!本試験当日までにしっかりと自分の意見をまとめる事が重要!




理想は2.5m確保した方が良いと思います。

しかし、最小寸法2.3mも覚えておくべきだと思います。

マンションに住んだ事のある受験生だったら、駐車場の抽選?を受けた事があると思います。

大体2.3m、2.5m、2.7m、3mと地域によって違うのですが、最小の寸法2.3mはどこも統一されているのではないでしょうか?

この2.3mはいすゞ自動車の2トン車は普通に駐車出来ます。

意外かも知れませんが、トヨタ車のアクアと2トン車って全幅1695mmで一緒です。

2.3mは理想から言えば少し狭いと思いますが、十分に駐車する事が出来ます。

2.3mという事は、2.3m-約1.7m=0.6m(60cm)左右に0.3m振ります。

隣の車も同様に0.3m空きスペースが出来るため、合計0.6m(60cm)乗降スペースが確保出来ます。

1mの判断が合否を分ける?本試験中迷う時間はないよ。

皆様はどう致しますか?

総合資格学院に通っている受験生であれば、駐車場2.3m+駐車場2.3m+柱0.35m(0.7mの半分)合計4.95mヘリアキ5mに対して4.95mなので計画が可能と考えるのではないでしょうか?

この考え方は、長期製図の課題で毎年1課題出題されると思います。

※学校側も、これがベストの選択だとは思ってないと思います。理想は2.5m確保したい。

ヘリアキを6mにすると建物の内部の計画が非常に難しくなります。

24m利用できるのであればY方向6m×4スパン、Y方向8m×3スパンも計画可能です。

しかし、23mであれば必然とY方向8m8m7mもしくは7m9m7mと限定されます。

プランがまとまった結果、スパン割が7m9m7m=23mで1m余って最後にヘリアキを5mから6mにするのは良いと思いますが、最初から決め打ちする事は危険だと思います。

何が正しくて、何が正しくないかは、試験元が公表していないため、知ることが出来ないので、自分で考えるしかないです。

これがダメ!これが正しい!と覚えるよりも、第1案目は、こう考える。

第2案目はこう考えると決めた方がエスキスがやりやすいと思います。

本試験当日まで、色んな意見を聞いて、自分の中で優先順位をつけて下さい。

日建学院の考え方だと、サービス用駐車場の寸法は2.3mで指導していないと思います。

最小寸法は2.5mと決められているのなら、通っている学校のルールに従った方が良いと思います。

僕が作成したテキストの内容は、大手資格学校の考え方をベースに作成しています。

そのため、通学している学校によっては、テキストの内容と少し違うかも知れません。

僕が勝手に『こう思う!』と思ってテキストの内容を決めている訳ではありません。

まとめ

一級建築士製図試験は100点を目指す試験ではありません。

建築コンペであれば、1番を目指すと思います。2番以下は同じです。

それに比べて一級建築士試験は1番を目指す試験ではなく、上位40%を目指す試験です。

全ての要求室を完璧に仕上げる事は、ほぼ無理に近いと思います。

本試験は独特の緊張感の中、限られた時間でプランをまとめないといけません。

そのため、本試験では優先順位を素早く決められる事が大きな武器になります。

この考えは嫌!だと思えば、自分の中で優先順位を変更すれば良いと思います。

講師の説明に疑問点があれば、納得するまで聞いた方が良いです。

学校の講師が答えられない事は、僕に気軽に相談して頂ければ嬉しいです。

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