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一級建築士設計製図試験で大切な課題文読み取りの攻略ポイント!後編

前回に引き続き今回は一つ一つのパートを見ていきましょう。

余談ですが僕は一級建築士設計製図本試験中に新しい文言や言い回しを見つけると嬉しくて『そう来たか!』と思い一人ニタニタしていました。

総合資格学院の課題で悩む事がなかったので本試験が楽しかったです。 

読み飛ばしや勘違いは即ランク3決定!また来年頑張ってね! 




①設計条件について

設計条件は基本的な事が書いてあるだけなので、そこまで読み込まなくて大丈夫です。

去年の設計条件で言えば、『地域の小学生を対象に健全な遊びや生活の場の提供等を図るための児童クラブ室のある児童館」』とありますので、隣の小学校の児童がメインで利用するという事が読み取れます。

その為少しだけ小学校からのアプローチを考えると良かったかも知れません。

 ②敷地及び周辺条件について

敷地及び周辺条件ですが、こちらは勾配屋根の傾斜等が書かれていますので、読み落とすと一発アウトになりますので、慎重に読み進めてほしいと思います。

去年で言えば卓越風が引っ掛け問題になりました。

『夏期は南からの卓越風、中間期は北からの卓越風がある地域とする』中間期とは春・秋の事を指していますよね。

春と秋に北から風が入ってくれば積極的に取り入れたくなると思います。

しかし、夏も積極的に南からの風を取り入れたと書いている受験生がいましたが、落ち着いて考えて下さいね。

夏のくそ暑い季節にエアコン入っている部屋に風を取り入れてどうするんでしょうかね?

いくらパッシブと言っても皆様夏にエアコン止めて風を取り入れますか?やりませんよね。

だから、積極的に風を取り入れては駄目なのです。

冷静になって考えれば誰でもわかると思いますが、受験の独特の雰囲気の中では意外と気付かないものなのです。

※資格学校の記述でも積極的に南側の卓越風を取り入れたと書いてありましたが、具体的にどうやって卓越風を活用するのでしょうかね?

それが不思議でなりません。試験的にOKなのかも知れませんけど、試験元はどう思っているんでしょうかね?()

さぁ!今年はどんな引っ掛け問題が出題されるのでしょうか?楽しみです。 

後、今年は住宅ではないので床面積の算定についてEVを算入しない等は言われないと思いますが、一応確認しておいて下さいね。

この試験の条件はあくまでも実務ではありませんので、言われるままに従いましょうね。

サ高住の時に結構みんな勘違いしていましたよね。( ˘•ω•˘ ) 

③その他の施設について

その他の施設に書かれている事を読み間違えると一発アウトになる可能性が高いです。

2年前のサ高住の時にも屋上庭園の位置を2階に計画した受験生が多くいました。

結果一発アウトになった受験生は少なかったですが、ランク23止まりだったと思います。

数名ですが奇跡的に合格した受験生がいました()

今年も12階地階どこに要求されても対応出来るように、読み落としの無いように気を付けて下さいね。

後は駐車場・駐輪場の計画ですが、台数を間違わないように気を付けて下さいね。 

④計画に当たっての留意事項

⑤要求図書について

『一昨年は補足して明示しても良い』『去年は補足して明示する』に変わりました。

こう小さな変化を見逃さなければ合格が近づくのではないでしょうか?

後は去年初出題された『居室の最も遠い位置から2つの直通階段に至る歩行経路、それらの距離及び重複区間の距離』問題のようにこの小さな見落としが合否をわけるかも知れませんよ。

屋根の軒を一点鎖線で明示するとかね。 

⑥面積表

去年建築面積を求める問題が出題されました。

普段からやっていれば難しくはないのですが、急にやるとバルコニーは1mバック?50cm?だったけ?となると思いますので気を付けて下さいね。

僕は学校の課題・模試等で指定されていなくても建築面積は書くように癖をつけておいた方が良いと思います。

キャノピーも柱を立てると建築面積に入りますよ。もちろん1mバックなんてものはありません。庇と違って() 

⑦計画の要点

課題文では見難いので記述用紙を一読しましょう。

そうすれば施主(試験元)が何を重要と思っているのかヒントが隠されています。

特に建築計画は大事だと思います。

一応構造と設備も見ておいた方が良いかもですね。

去年で言えば、地下水がGL-2m以深にあるしね()

右側に大きなお絵かきスペースがあったりしてドキドキ出来ると思います。

今年はどんなサプライズが待っているでしょうかね?楽しみです(^_-)- 

こちらをすべて2回熟読したらみんなが大好きな要求室の読み取りです。 

⑧要求室の読み取り!今年は客室の部屋数間違えると一発アウトだよ

今年は部屋数の数を間違うと一発アウトの可能性がありますので、何度も慎重に確認した方が良いかと思います。

後は人数×3だったり2をかけたりしていると思いますが、適宜でわからなければ適当に学校の課題文を思い出して数値を決めて、どんどんと先に進んだ方が良いと思います。

だって適宜=適当ですよ。

ビリケツ君『社長適宜ってどれ位ですか?』

社長『あ~適当に計画しておいて、大体で良いからさぁ』

こんな会話をよく耳にしませんか?僕は良く耳にしますけど・・・()

そんな感じであんまり悩まなくて大丈夫だと思います。

それよりも考えて手が止まる事の方が本試験は怖いです。

極度の緊張感の中でエスキスすると手が震えるかも知れません。

極力悩まずに先に進む事をお勧め致します。 

まとめ

本試験は極度の緊張状態で皆様試験に臨んでいると思います。

課題文を読み間違うとプランがまとまらない可能性が大ですので、慎重に読んで下さいね。

お風呂が合計80㎡要求なのに対して読み間違えて男女各80㎡のお風呂を計画したなんていう話もよく聞きますよ。

本試験には魔物が住んでいますので気を付けてね。

最後まで諦めずにファイト(^^)/

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