サイトアイコン 一級建築士試験ビリケツHERO's学園ブログ

いよいよ明日10月10日(日)は令和3年一級建築士製図試験の当日です。

受験生の皆様!勉強お疲れ様です。

いよいよ明日10月10日(日)は令和3年一級建築士製図試験の当日です。

課題発表日から約2か月間一生懸命勉強して得た知識をフル活用して頑張ってほしいと思います。

8月の勉強会参加者の方はこちらをクリック→パスワードは8月にお伝えしたパスワードです。

9月の勉強会参加者の方はこちらをクリック→パスワードは9月にお伝えしたパスワードです。

一級建築士製図試験には魔物が住んでいる?11時30分!が合否のポイントを分ける?




一級建築士製図試験は学校の課題とは全く違います。

言葉は悪いですけど、大手資格学校の課題とは天と地との差があります。

大手資格学校の課題は別案が作成しにくい課題が多いと思います。

しかし、本試験課題は自由度が高くて、解答例が複数作成出来ます。

毎年大手資格学校が想定した課題数が50課題近くあると思いますが、当たった事はあまりありません。

色んな人が一生懸命考えても本試験課題にはかすりもしないです。

本当に試験元は神の領域だと思います。

悩むポイントは自由度が高い点

大手資格学校の課題は自由度が低く設定(条件が縛られている)されているため、別案が作成しにくいと思います。

その反面課題文通りに進めれば解答例に近い解答が出来ると思います。

※手順が1つでも狂うとエスキスが上手くいきません。

試験元の課題は自由度が高く設定されているため、本試験中迷いが生じます。

学校の課題であれば、解法は1つまたは2つだと思います。

しかし、試験元が作成する本試験課題は解法が複数あるため本試験中『あれ?これも出来そう、あれ?こっちも良いぞ』と悩む事が出てきます。

これも出来る、あれも出来ると悩む事で結果時間が過ぎてしまいます。

大手資格学校の課題をやり過ぎると『1つの正解』を探す事に必死になるのですが、本試験課題は複数の正解が用意されているため慌てなくて正解です。

受験生の皆様が考える複数の解法は全て合っていると思います。

後は自信をもって1つの解答を作成する事です。

迷ったら『適当で良いよ』を思い出して下さい。どれを選んでも正解です。

試験元が作成する本試験課題は『総合資格生、日建学院生、TAC生、全日本建築士会生、個人の塾に通う受験生』が解ける課題です。

※総合の課題は日建生は解けず、日建の課題は総合生が解けないなんて事はないです。

しかも大手資格学校の課題のように解答例は1つではありません。

試験元が2つ、各資格学校が1案ずつ、合計5案は最低公開されます。また受験生のプランも1案加えれば合計6案。

自由度が高いため、悩んで当たり前です。学校の課題とは別物だという事を忘れずに頑張って下さい。

もう1回言いますね。

迷ったらどの解法を選んでも正解だと思うので『適当で良いです』

11時30分!経過した時の状態が合否を分ける!

11時30分は本試験課題の読み取りが終わる時間です。

学校の課題と違って本試験課題は初めての文言や条件が出題されるため、どうしても読み取り時間が通常より必要になります。

通常15分前後の読み取り時間も気付けば、11時30分!!

ここからが重要です。

『あ!いつもより15分遅れている!やばいエスキス時間を短縮させなきゃいけない』と思うのか『ビリケツが言っていた通りいつもより15分オーバーしてしまった。慌てずにいつも通りエスキスに集中しよう』と思うのか。

ここが合否を分けると僕は思っています。

本試験当日にいきなり通常の手順を飛ばして時間短縮は非常に危険です。

そのため、この15分は想定内として捨てる事が重要です。

この11時30分に落ち着けるのか?慌てるのか?

時計の針を見て11時30分だった時に『よし!想定内!これからが勝負だ!この2か月間死に物狂いでやってきた自分を信じて頑張るぞ』思い出して下さい。

そうすれば必ず落ち着けると思います。

落ち着いて 採光検討

課題文に『主な窓の大きさは4㎡以上確保する。洋室6帖以上(4.5帖以上)』とあれば、部屋の大きさ、窓の大きさが固定される事になります。

後はD/HのHの部分を断面図または記述用紙に記載する。

と文言があれば、確実に採光の計算(ヘリアキチェックが行われます。)が必要になると思います。

その場合は採光の早見表を一旦おいて、採光の計算をした方が良いと思います。

住居系なのか商業系なのか?全く違ってきますので気を付けて下さい。

 

落ち着いて 斜線検討

北側斜線制限

のみになります。(田園もあるが)

道路斜線制限

2面道路の場合は、2Aかつ35mの検討後道路斜線を検討します。

道路幅員の狭い方は要チェックです。

屋外階段やバルコニーを計画した場合は、後退距離が短くなるため、気を付けて下さい。

住戸を道路側に計画すれば採光はOKですが、道路斜線は気にして下さい。

まとめ

受験生の多くはすでに一級建築士製図試験に合格出来る力をもっています。

後は落ち着いて課題と向き合えるかどうかです。

施主(試験元)は受験生の皆様が集合住宅を10棟以上計画している実績を元に発注(課題)しています。

これまでの施主(学校の課題)は同じです。

そのため、いつも通り=こうしてほしいんでしょう。とわかります。

しかし、今回の施主の要求は(本試験)は初めての施主ですので、よく読み取り(ヒアリング)をしないと全く意図が違う可能性があります。思い込み厳禁です。

適宜の場合は受験生の皆様がこの2か月で培った知識をフル活用して素敵なご提案をしてあげて下さい。

自信をもって下さい。誰よりも努力した自分自身を信じて下さい。

すでに10棟以上の経験が皆様にはあります。

明日は楽しめないかも知れませんが、楽しんできてください。合格を掴みとって!!応援しています!


この2か月間本当にお疲れ様でした。

皆様の活躍を福岡の現場からお祈りしています。

※今年は例年に比べて仕事に追わています。そのため、本試験の解答をすぐに上げられないかも知れません。

出来れば当日中にUPしておきます。

厳しいようであれば帰宅後夜中にUPしておきます。

モバイルバージョンを終了