沢山の受験生が、一級建築士製図試験に合格する為に、大手資格学校に通っていると思います。
その中でも建築設備士の資格を持っている受験生、設備関係の仕事をしている受験生は結構苦労していると思います。
理由は設備の事を全くわかっていない講師とのやり取りです。
大手資格学校の講師は設備に関して素人だという認識で間違いない!
大手資格学校の講師で、設備の事がわかっている人は、ほとんどいないので、あまり鵜呑みにしない方が良いと思います。
先日も設備屋さんからこんなメールを頂きました。
受験生『空調機と外調機の話がごちゃごちゃになっているので、こういう風にお話されたら受験生がわかりやすいのでは?』
講師『〇〇さんは設備の事全くわかってないな。仕事何やっているの』
受験生『設備の仕事です。先生も設備やっているんですか?』
講師『いや、設計。設備はあんまりやったことない』
受験生『あ、そうなんですね。では、さっきの事は、もう少しこう言えば受験生がわかりやすいと思います・・・』
講師『そういう実務をベースに考えると不合格になるよ。これは試験だから』
という感じで、その場を離れたみたいです。
普通講師だったら『ラッキー』と思うはずですよね。
クラスに設備関係に強い受験生が居てくれたら『設備に関しては詳しくないので、〇〇さんに全て聞くようにして下さい。フォローは僕がします』と何で言えないんでしょうかね?
講師と言うプライドが邪魔をするんですね。
一級建築士の俺が、一級建築士を持っていない受験生に指導されるとは!と思うのでしょうか?
残念。
設備は奥が深いよ(^^)/
設備計画は、簡単に見えて非常に複雑だと思いますので、単純に全体の2%の大きさ!とは決まらないのです。
ちゃんと風量、電力、水量を計算した上で、要求室の大きさが決まります。
DSやPSも機器の更新を考えれば、倍の大きさは欲しいです。
でも、施主からは『何?この無駄なスペースは・・・倉庫じゃいけないの?DS?PSそんな無駄な空間は極力なくして』と言われて、どうやって収めようか考えるのが、仕事って勉強会に来てくれる設備士さんが言っていました。
多分この勉強会を通じて30名前後の設備関係の受験生に出会いましたが、みんな共通して、資格学校の講師は設備の素人で話が全く合わないって言っていました。
(´・ω・`)
講師にも不得意の分野があっても良いんじゃない。
僕は、講師の皆様が全く知らない分野があって当然だと思います。
建築の分野は細分化されていますので、全て網羅している一級建築士の方が少ないと思います。
その為、わからない事は、素直にこの分野は詳しくないので、本部に確認します。
〇〇さんは設備に詳しいので、少し解説をお願いします。等言えば良いと思います。
わからない事を、無理に教えるので、受験生が混乱するのだと思います。
去年も、ろ過機械室はプールの下階か同一階のみOK。
上階は絶対に駄目!!と指導していましたが、設備屋さんは何で?と言っていました。
第1案目はこう。第2案目はこう。と指導すれば良いのに、頭ごなしに駄目では、受験生が混乱するだけだと思います。
大手資格学校の講師には大手の看板が!僕には沢山の仲間がいるよ!
受験生の中には『ビリケツくん!あなたも設備の素人でしょう』と思う方もいるかと思います。
特に、このブログを毎日欠かさず見てくれている大手資格学校の関係者の皆様。
『毎日見てくれて有難うございます。こんなブログ見ずに仕事した方が良いですよ』
話がズレましたが、その通り。僕は設備や構造に関しては全く分かりません。
僕には、大手資格学校の講師のように大手の看板もありません。
しかし、僕には、沢山の仲間がいます。
設備に詳しい方、構造に詳しい方、意匠に詳しい方、沢山います。
僕は皆様に支えられて、このブログを書く事が出来ています。
本当に感謝しています。
その為、設備の事がわからなかった場合は、設備の詳しい方に教えてもらっています。
大手の資格学校の講師みたいに『俺が1番凄い』みたいに思っていないため、わからない事は、教えて頂くスタイルでやっています。
大手資格学校の講師は『自分が1番』と思っている人が多いため、プライドが邪魔して聞けないんですよね。
多分・・・
そのツケが受験生に回ってくるって悲しいですよね。
高い授業料払っているのに(T_T)
講師や学校の指導方針に従うのも大事ですが、疑問があれば、自分で調べる事も大事だと思います。
そうすれば、合格への道が開けるのではないでしょうか?
信じるか信じないかはあなた次第です。
まとめ
僕の友人(元勉強会参加者)も10名位、大手資格学校の講師やっているんですけど、設備の事聞かれるのが一番嫌って言っていました。
特に担当している受験生が設備やっていると、ドキドキしながらしゃべっているみたいですよ。
『つい最近までPS知らなかった人間が、設備やっている人の前で喋れる?』と言っていました。
それが現実です。(^^)/