総合資格学院の模試の季節がやってきましたね。
今年の総合資格学院の模試は凄く良い課題だと思いますので、試験前にもう一度復習した方が良いと思います。
長期製図組には少し簡単だったかも知れませんが、短期製図組には凄く良い課題だと思います。
僕の解答と総合資格学院の解答は全く違うアプローチです。
そのため少し参考になれば嬉しく思います。
何度も言いますけど、大きな要求面積の部屋は四隅から!!
※著作権の関係で課題文を掲載する事は出来ませんし、細かい説明は出来ません。
総合資格学院以外の受験生は申し訳ないです。
エスキスの雰囲気だけ感じてくれたらと思います。
また僕がエスキス中思った事を勝手に解説しているだけで、このプランが正しい保証もありませんし、学校の教え方・考え方等一切関係ありません事ご了承下さいませ。
僕がエスキス時間30~40分で80点の図面を目指した結果こういうプランになったので皆様ご参考にして下さい♪というアドバイスです。
楽しく見て頂ければと思います。
100点の解答は担当の講師にプランを見せてもらって下さい。
きっと素敵なプランだと思います。
基本が大事!大きな部屋は四隅から!廊下係数なんて・・・
ヘリアキのチェック
X方向 42m+西2m+東2m=46m 余り2m
Y方向 28m+南2m+北5m=35m
42m×28m=1176㎡→3528㎡-2900㎡=628㎡ 628÷42=15コマ 628÷49=13コマ削る
面積を削れる外部条件等
外部条件(広場等)、天井高、吹き抜け、スパン調整
吹き抜け適宜
屋外広場A 1階指定 2コマ×3階=6コマ 面積を削りたい場合はコマ内に計画
屋外広場B 2階または3階指定 2階に計画すると青空含め4コマ 3階に計画すると2コマ 面積を削りたいので今回は2階に計画
合計 6コマ+4コマ+吹き抜け1コマ=11コマ
2コマ足りない
スパン調整
- 42m→41m 1階28m×3=84㎡
- 28m→27m 1階42m×3=126㎡
※これらの数値は暗記しておく。
X方向1mまたはY方向1mを削るとちょうど良い。
基本の考え方
僕のテキストを読んでくれている受験生には同じみ、管理用階段→事務室→風除室→利用者用階段を何も考えず計画します。
今回は前回のオリ3と比べてサービス用駐車場からの動線に配慮する要求室が1階に少ないので、このパターンでいきます。
1階の計画
メインアプローチを北側、サブエントランスを西側と指定があり、98㎡の部屋は外部から直接アプローチという事で、北西側にまとめます。
大きな要求室は四隅から計画しようとすると外部条件の広場が南西側、南東側に計画出来そうです。
迷ったら二つの絵を描いて比べると答えが見えるかもしれません。
392㎡がより整形な形状で確保出来る左側のプランで進めていきます。
これが良い!悪いじゃなく、第1案目、第2案目という風に考える事が重要です。
2階3階の計画
392㎡内に吹き抜け階段を確保と、指定があったため、指示に従います。
サービス用駐車場からの動線に配慮する必要がない場合は、管理部門から離した位置に計画。
動線に配慮する場合は管理部門側に計画。
どっちが良いのか?じゃなく、何度も言いますが、第1案目、第2案目と考える。
広場も1階の計画を参考に南東側に計画します。
3階(右側)も大きな要求室は四隅から計画する。
整形な形状が求められる要求室とそうじゃない室の形状の違いをしっかりと理解してほしいと思います。
今年の課題の一口メモ
図書館部門が1階、2階。〇〇部門が3階パターンか
〇〇部門が1階。図書部門が2階、3階となる課題が多い。
そのため、本試験課題もまずはその考え方で進める。
この試験に絶対はない!
全体の計画を修正
1階の計画
要求面積の大きな部屋は計画出来ているので、後は小さな要求面積の室を適当に計画します。
設備の出入り口は外部からだけでも良いし、21㎡を経由してアプローチさせても良いと思います。
2階の計画
北西側に計画したグリッド4コマは面積が大きいため、3コマ+階段を計画します。
これで392㎡+49㎡とする事が出来ます。
形状がちょっとどうなのか?と思うかもしれませんが、〇〇コーナー的な部屋はレイアウト次第でよく見えるので、気にせず進めます。
整形な形状を求められる要求室との違いに気を付ける。
また2階の東側に要求室をまとめて計画する。
3階の計画
2階の形状を参考に計画します。
大きな要求室内に色々と〇〇コーナー的な要求があるため、北西側の形状を上手く収めて完成。
こういう空間は、店舗設計やっている人の得意分野だと思います。
整形な形状じゃない方が、燃えるのは僕だけじゃないはずです。
※北西側は屋根で処理しても良いと思います。その場合は、スパン調整する必要なし!屋根は最近の本試験で流行っています。前回のオリジナル3を参照してください。
面積チェック
広場A6コマ+広場B4コマ+吹き抜け2コマ=12コマ 後1コマ削る
要求面積に影響を及ぼさないスパンを探します。
今回は西側から2コマ目が良さそうです。
スパン調整
まとめ
こんな感じでサクッと解いてみました。
階段の段数が足りてない場合は、少し段数を増やして下さい(涙)🥺
3階の重複距離がアウトの場合は、W/Cの位置を調整してください(涙)🥺
結局、廊下係数だったり、資格学校の色んな検討はエスキスするのに何も役に立たないんです。
やった方が落ち着く気持ちはわかりますが、そろそろ止めても良いのではないかと思います。
最大床面積を目指し、階の振り分けを考え、大きな要求室は四隅から計画すれば上手く収まると思います。
本試験は100点を目指す事はもちろん大切ですけど、上位4割に入れば合格なので、ほどほどにした方が良いですよ。
毎年時間が足りなかった!後10分あれば!と嘆く受験生が多いです。
ライバルに差をつけるのではなく、ライバルが自滅するのを待つ作戦でも良いかもしれません。
見直し時間の確保こそが合格への近道!!