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平成29年度一級建築士設計製図試験のエスキス公開!総合資格学院バージョン

受験生の皆様お疲れ様でした。

僕の友人達も言っていましたが大変難しかったみたいですね。

しかし相対試験なのでどんなに悪くても上位45%は合格します。

最後まで望みを捨てないで下さいね。

※誹謗中傷する方は2chへどうぞ行って下さい。 

総合資格学院に通っている受験生は有利だったかも知れませんね♪




今年は総合資格学院生に少しだけ有利な試験だったと思います。

模試1L型と普段からスパン調整する課題ばかりやっていた分、落ち着いて考えればエスキスが上手くまとまったのではないでしょうか?

では、僕のプランを公開していきたいと思います。

その前にまずは総合資格学院の模試1僕のエスキスをみて下さい←クリック

別案がみたい方はこちらへどうぞ

 

ベースは模試1の課題のようにL型で組みました。

そして最後のオリ12の東側に計画した8mスパンを半分にして2室を計画した事を思い出して頂ければと思います。

それが今回の課題を解く上でのベースとなりました。 

総合資格学院の今までの課題ではスパン調整はY方向が多かった為、X方向に8mスパンを計画するという事に躊躇したかも知れませんが、普段通りスパン調整出来た受験生はL型で綺麗に計画出来たと思います。 

1 敷地の条件整理

いつも通りにヘリアキの確認をしていきます。

X方向は西側2m東側2mとしますので、MAX50m計画出来そうですね。

そしてY方向は12m指定の円が入る広さを確保しなくてはいけません。

そして通路が2m必要になります。2.5mなんて取りません。

そうすると12m+2mと南側のヘリアキがリラクセーションスペースが50㎡いるので4m×12m=48㎡となりますので仮に4mとします。

合計すると4m+2m+12m18mになります。

敷地が42mなので42-18m=24mとなります。(まだこの時点では仮定です)

以上の事がわかります。 

※模試1と一緒で西側の駐車場と一体的利用する感じなので、東側はMAX33mぐらいでも計画出来そうです。

北側のヘリアキ5m南側4m。42-9m=33 

X方向はMAX50m Y方向は24(一部33)という事がわかれば良いです。 

2 2階の計画

試験元(施主)の指示通りに南側と東側に客室を並べていきます。

本当は北側に向けて配置しても良いのですが、施主が全ての客室は名峰や湖の眺望に配慮してくれと言っていますので指示に従います。

間口が4mという事は先日のオリジナル12でやったX方向を8mをベースで計画していきます。

MAX50mですので、48(8m×6スパン)計画出来ますね。

模試1では間口指定3.5mありましたね。思い出しながらやっていきましょう。 

6スパンありますので、ちょうどABの客室が上手く収まりましたね。

そして次に客室Cですね。

※本当は間口指定が無ければ大きな部屋から計画していきますが今回は間口指定を優先させます。

大きな部屋を配置しようとすると4スパンでは足りませんね。

模試1と同様に6mの5スパンでいきましょう。

先ほど確認した所東側はMAX33mまで計画出来る事はわかっていますので、とりあえず部屋を配置していきます。

そしたら上手く計画出来ましたね。 

利用者コアと管理者用コアの位置は

今回車回し等が西側に計画すると思うので、利用者スペースが西側に来ることが予想されますので、とりあえず西側に利用者用コアを計画します。

利用者用コアが決まれば、管理者用コアはなるべく離して計画する事が大前提ですので、東側に計画するようにします。 

後は中央が空きますので、吹抜けや光庭を計画します。

今の段階ではコアの位置や吹抜け等は仮です。

いつも言っていますけど、下が決まらないと上の計画も出来ません。 

1階と地階の計画に行きます。

今回の課題は2階の客室の配置が8m×6スパンを導き出せれば1階・地階の計画は簡単に終わります。

それはなぜか?

だって階指定ほとんどされているから。

では整理していきます。 

となっています。

大浴場とトレーニングルームは地階指定のリラクセーションとの配慮との事ですので、必然と決定します。

機械室も地階指定があります。

そう考えると他の要求室は1階に計画するしか難しそうだとわかると思います。

最悪コンセプトルームは地階でも良さそうですね。適宜だし。

皆様、前にも言いましたけど適宜とは適当の事なのです。

だから重要度は高くありません。

施主が適当に考えておいてと言っているだけです。

あんまり気にしないで良いのです。 

皆様が施主の立場だったらどうですか?重要な所を適宜なんていうでしょうか?

要求室の条件整理が終わったら1階から配置していきましょう。 

風除室は中央のどちらかに計画していきます。

あんまり考えずにざっくり配置し、それに付随してフロントや事務室の管理側を計画します。

管理部門は大体東側6コマ位あれば大丈夫そうですね。

そしたら細かな計画はやらずに次に進みます。 

1階の大きな要求室はレストランと厨房40×3㎡+40×1.5㎡=180㎡とラウンジ100㎡とブランドショップ50㎡です。 

では、いつも通りレストランの配置は管理に近い所に計画していきます。

レストランやカフェ等はL型に計画しても良かったですよね。

ざっくり4コマ確保します。

そしてラウンジは風除室正面に計画した方が良かったですね。 

後は小さな部屋ばかりなので一度番号を振って空き状況をチェックします。

15まで結構ゆとりがありそうですね。(この時にコアの位置は確定していません。仮に置いているだけです。)

2階の計画時に吹抜けを計画出来る事はわかっていますので、出来る事なら1,2は何も要求室を計画したくない事はわかると思います。 

大きな部屋が埋まったら!

そうです。地階の計画ですね。 

地階の計画をやる時も手順は一緒です。

地階の大きな要求室は大浴場260㎡とトレーニングルーム100㎡と設備機械室210㎡と後風除室(これはサブなので最悪3m間口でOK)です。 

まずは南側の良い所に大浴場を計画していきます。6コマの内の4コマ使用しても200㎡です。

全く足りませんね( ˘•ω•˘ )

後は風除室とトレーニングルームもありますので、妥協してホールのゆとりある広さは諦めましょう。

距離が短ければ2.5mでも良いのですが、今回は距離が長い為ゆとりある広さの3mを確保します。

3m×3296㎡ですので先ほどの48㎡×4コマ=192㎡+96㎡=288㎡を確保出来ました。

後は空いているスペースに風除室とトレーニングルームを配置します。

この辺りはもう適当です。形状を壊さないように計画していきます。

本当はトイレは北側に配置したいのですが、面積的に足りないので諦めました。

ちなみにドライエリアからの搬入を考慮して3m確保しています。

後最後に北側に設備機械室を計画して終わりです。 

1階の計画に戻ります。

後はブランドショップ50㎡とコンセプトルーム適宜とトイレだけになりました。

どう考えても15番で計画出来そうです。

その為先に2階の計画に移ります。 

2階の計画を完成させます。

利用者用コアも管理用コアも動かさなくて大丈夫そうですね。

では空いているスペースにリネンやトイレを計画していきます。

後は1階の配置をみてどこを吹抜けでどこを光庭にするのか決めるだけです。 

再度1階に戻ります。

1,2は吹抜けで使いたいので3,4,5番を使って残りを計画すれば完成ですね。

管理は余るので適当に何かを計画します。

ピロティーで駐車場も計画しました。

間口6mで2.5m×2台いけるでしょう(^_-)-☆面積は今回は算入でしたね。 

2796㎡≦2800㎡です。

コンセプトルームはVR 

あ!コンセプトルームはどんな案を計画したかですが、僕はVRで昔の街並みを含め数百年年前の過去の映像を使って観光客に楽しんで頂くように考えました。

今は世界遺産でも積極的にVRを活用している所があるので、時代が時代だけに良いかなぁ?と思いました。

九州の受験生は知っていると思いますが、佐賀県にある見えない世界遺産で有名な『三重津海軍所跡』とかをイメージしました()

スペースも椅子とVRの機械があれば十分なので40㎡あれば十分だと思います。

遊び心が試験元に届けば良いなぁ~っと願いを込めて計画しました。 

まとめ

思う様に自分の力を出し切れなかった受験生は悔しい気持ちで眠れなかったかも知れません。

でも、諦めるのはまだ早いですよ。

何度も言いますけど相対試験なので上位45%位は合格します。

合格発表!期待せずにいると良い事があるかも知れません。 

とりあえずゆっくりして下さい。お疲れ様でした。

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