8月31日(土)になりました。早いもので、8月も終わりです。
あっという間に本試験当日を迎えますね。製図試験初年度生は、まだ作図に4時間位時間必要なんです(T_T)エスキス全く収まらないんです(T_T)記述が全く覚えられません(T_T)と嫌で嫌で泣きそうではないですか?
過年度生は、作図、記述よりもエスキスに対する、学校の指導方針が毎週変わって戸惑っているのではないでしょうか?
9月になれば、各資格学校の方針も落ち着いてくると思いますので、もうしばらくの我慢です。
給水設備?結論どっちでもいいよ~施主(試験元)の要望が大事だよ♪
本日は、受験生のお悩み相談に応えていきます。大きな会社だと、大手資格学校の課題が無料でもらえたりします。
その為、各資格学校の方針が、かなり違う事に気付いた受験生がいると思います。
最近『給水方式はどちらが正解ですか?』と問い合わせを頂く事が増えたので、サクッと個人的な見解を書いてみます。
水道直結増圧方式の総合VS受水槽方式の日建!
結論から言えば、どちらも正解だと思います。
今年の建物の用途、使用する水量を考慮すると、水道直結増圧方式の方が良いのではないかと思います。
受水槽方式を選択した方が良い用途は、平成26年度の道の駅(温浴施設)や平成27年度のサ高住(浴室)等、使用する水量が多い場合です。
今年は使用する水量が少ないと予想される為、特に指定がなければ水道直結増圧方式で良いと思います。
受水槽方式を指導する理由は!?なぜ?受水槽方式を指導するか?
その理由は、ズバリ!部屋数が足りないからです。
美術館に見学に行かれた受験生は気付いたと思いますが、今年の課題は、要求室の数が少ない事が予想されます。
平成22年度の小都市に建つ美術館を思い出して下さい。
主要な要求室は計7つのみ
- 常設展示室
- 市民ギャラリー
- アトリエ
- 研修室
- レストラン
- ミュージアムショップ
- ホワイエ
後は、管理部門の要求室で終わりです。
その為、設備機械室等を大きく計画しなければ、スカスカになるのです。
給水方式を水道直結増圧方式→受水槽方式にすることで、1~1.5コマ位埋まります。
水道直結増圧方式も受水槽方式も一長一短あるよ
給水設備はどちらの方式が優れていますか?と言われても、一長一短あるので、誰も答えられないと思います。
では、本試験はどの様に考えれば良いのか?
施主(試験元)の要望が一番、施主が受水槽方式と言えば、受水槽方式、水道直結増圧方式と言えば、水道直結増圧方式で計画する。
施主からの要望がなければ、水道直結増圧方式を選択すれば良いと思います。
記述はどちらとも対応出来るようにする!
どちらの方式を指定されても良いように、両方のメリット、デメリットを記述出来るようにしておく事が一番大事です。
本試験は学校の方針よりも施主の要望を第1に考える事を心掛けて下さい。
まとめ
給水設備はどちらもメリット、デメリットがあるので、どっちが正しいとかはないと思います。
学校の講師から、受水槽方式しか駄目と言われたら『先生、設備詳しいみたいですが、実務で設備やっているんですか?僕の友人は設備一級や、建築設備士が沢山いるのですが、みんな受水槽方式じゃないと駄目な理由を知りたいそうです』と聞いてみて下さい。
大手資格学校の講師で設備に詳しい人は、1割もいないと思いますよ。
みんな根拠なく言っているだけなので、気を付けて下さい。