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令和3年一級建築士製図試験!TACの前半課題を見た感想

僕の勉強会に参加してくれる受験生の中でTACに通っている受験生はだいぶ少なくなりました。

やはり近年の合格率が関係しているのでしょうか?平成28年度までのTACの合格率が懐かしいですね。

ちなみに平成28年度の合格率は7割位あったので、進撃のTACでした。

本試験課題とTACの課題がリンクし過ぎてデジャブかと思った!という声も聞こえていました。

受験生の受講料を抑える意味でもTACの復活に期待しましょう。

総合資格学院と日建学院の二強に戻る=受講料が上がる

課題を見た感想はズバリ!廊下幅2.5mのこだわりは?




他校と比べてTACの課題は廊下幅が2.5m以上確保されているため、TACの課題を解く時は気を付けた方が良いと思います。

また内部関係者が『今年はメゾネットが本命みたい』と言っていたので、最初は『またまた冗談を』と言っていたのですが、

前半戦からメゾネットが2課題と冗談ではなく、本当だったみたいです。

他校とこの2点が大きく差別化を図っています。意図はわかりません。

また階段に関してですが、バリアフリー法の階段3.5m×7m(4m×6m)となっています。

※課題2の廻り階段ですが、4m×6mの寸法になっています。

総合資格学院卒業生なので、個人的には4.5m×6mの方が良いのでは?と思います。壁厚考えるといけるかな?とちょっと不安になりました。

他校は早々に基準法階段になっているため。この点も注意が必要です。

※どっちが正解!とかはないです。優先順位が大事です。

  1. 第1案目バリアフリー法の階段 
  2. 第2案目基準法の階段

課題の構成

課題に関しては例年通りシンプルだと思います。

課題1で北側のスパンが8m(一部)と南側のスパンが7mと混在しているのを見てビックリしましたが、課題が進むにつれて普通のスパン割りになりました。

課題数が少ないため、色んなパターンを1課題に詰め込んでいると思います。そのため、慣れるまでは苦労すると思いますが、頑張ってほしいと思います。

後半戦もメゾネット押しかわかりませんが、メゾネットってそんなに需要があるんでしょうか?

誰に聞いてもみんな知らないというため、知っている人がいれば教えて下さい。

余談

歩道の切り開きが1部7mなっているので、受験生は気を付けた方が良いと思います。

課題3まで住戸部分にEPSが組み込まれていたため。本当に必要か?確認した方が良いと思います。(課題4はEPS消えた)

課題3の2階に店舗がある場合、クリーニング取次店の管理動線大丈夫かな?と少し思いました。利用者用動線と交差するような。

まとめ

2室1室の課題も出題されました。個人的には、第1案目は外壁面に計画して、開口部から採光を確保する事が良いと思います。

第2案目で2室1室採光を考えるのはOK。優先順位の考え方が重要

最後に1つ

階段が全て屋外階段となっているため、屋内階段のプランを忘れがちになるかも知れません。

一級建築士製図試験試験は思い込んだら負けです。

屋内階段のプランも念のために検討する事をお勧め致します。

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