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一級建築士設計製図試験に関して試験元が発表する標準解答例の真実

一級建築士設計製図試験の試験元である『公益財団法人建築技術教育普及センター』が発表する2枚の標準解答例について勘違いしている受験生・講師がいるので僕の見解を述べておきます。 

標準解答例とはその年の受験生のレベルを表しているだけだよ




標準解答例が変な年がありますよね。

近々で言えば去年のH28年度の『子ども・子育て支援センター』は遊戯室の中央に柱が計画されていたり、岡建て柱で計画していたりと突っ込み所満載でしたね。

でも、あれって試験元も不本意だったと思うんですよね。

あんなヘンテコなプランを標準解答例として公表しないといけなかったのが。

考えてもみて下さい。

毎年これだけよく出来た試験課題を出題出来る試験元があんな解答例作りますか? 

この標準解答例は試験元からのメッセージなのです。

僕はこう思っています。

『今年の受験生のレベルは大変低かったので、これぐらいの低レベルでも合格させてあげました。来年はしっかり勉強して頑張って下さいね』という感じだと思います。

実際去年の『子ども・子育て支援センター』は難しかったですからね。

2年前の『市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅』3年前の『温浴施設のある道の駅』は本試験課題が簡単だったので標準解答例も綺麗に出来ているでしょう。

とても2時間で考え付かないように綺麗なプランでした。 

だから過去問を分析するのも大切なんですけど、標準解答例はあくまで標準の解答なので過去問をみてその方法がOKとかは判断しない方が良いと思います。

二つの解答例が一緒であれば取り入れても良いと思います。

例えば『道の駅』の年の要求で屋外テラスが青空でなくても良かったとか。

あくまで参考にする程度ですね() 

今年の標準解答例もきっと受験生のレベルに合わせた解答になると思うので難しければ、また今年もヘンテコなプランになっていると思います。

楽しみにしていて下さい。 

標準解答例に文句言っても合否は変わらないよ!

 たまに一級建築士設計製図試験対策講座を開講している個人の製図塾や大手の資格学校の講師で試験元の解答がおかしいとか言って質問状等試験元にクレームを言っている人を見かけますが、あれって無駄なのに何やっているんでしょうかね? 

試験元もあれは解答例ではなく標準的な解答だとはっきり言っていますよね。

それなのに、あの解答例だと〇〇だぁ~みたいに文句言ってもねぇ~と僕は思っています。 

だからそんな事をしている講師に指導を受けている受験生は可哀想だなぁ~と思ってしまいます。

試験制度がおかしいと思ったら東大に行って官僚になるか議員になって一級建築士試験を変えないと無理でしょう。

決まっているルールの中で文句を言っても始まりません。

早く気付けば良いのにと思います。

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