本日は僕の考えを語っていきたいと思います。
個人的には車椅子使用者用の客室って必要ないと思っています。
先日僕に図面を送ってくれた受験生が車椅子使用者に配慮して1部屋だけ1階に計画している人がいました。
一応今日話した内容と同じ事を説明しましたけど、他の受験生の中にもいませんか?
配慮したつもりが差別だと勘違いされるよ
その受験生の意図もわかります。
車椅子なので極力上下の移動が少なく災害時にも非難しやすいという理由から1階に計画したと思います。
しかし、車椅子使用者からみればどうでしょうか?
僕だったら嫌ですね。
車椅子使用する人はこの客室しか選べないのかと幻滅すると思います。
施設に段差がないとか駐車場が広いとかであれば使いやすいと思うかも知れませんが、客室とかは選びたいじゃないですか?
予約の時や到着して車椅子だからという理由でその部屋に案内されたらどうですか?
そんな特別扱い必要ですか?
もし1階に計画するならば1部屋だけでなく他の部屋も計画するべきだと思いますよ。
皆様はどうお考えですか?
試験元は車椅子使用者用客室という形でなく配慮という形で出題するかもよ。
試験元は差別とかに繋がりそうな事には異常に反応します。
例えば
- 障害者→障がい者
- 子供→子ども
こんな感じで去年の課題も子供ではなく『子ども』として課題文に表記されていました。
何やら子供の供が従者などといった付き従う人間を指すらしいのです。
その字を見て不快に思う方いるとの理由らしいです。僕は意味がわかりませんが・・・
その為今年も車椅子使用者用の客室を課題文にあえて記入せず、受験生の皆様に考えさせる問題が出題されても不思議ではないと思っています。
課題の所に小さく『宿泊部門は車椅子使用者に配慮した計画とする』みたいにね。
実際のホテルでは車椅子使用者用の客室って珍しいですよね。
車椅子使用者がホテルを利用する確率ってどの位でしょうか?
1000組に1組位ではないでしょうか?
その為だけに車椅子使用者用の客室を計画しますかね?
小規模なリゾートホテルにそこまで求めるかな?
ちなみに車椅子使用者用の客室にしてしまうと健常者はその部屋を使用する時ちょっと不便になりますので、ホテル側は案内しないと思います。
仮に案内してもお客様から部屋を変えてほしいと言われる可能性大です。
健常者が使いやすい部屋と車椅子使用者が使いやすい部屋は対極にあるのだから。
便所も2m×2mあったら落ち着かないですよね。
車椅子使用者用の部屋を計画しても良いけど、ホテル経営の最も重要な空室率は上がるよ。
車椅子使用者用の部屋が指定されていない場合は
僕は部屋の前に多機能便所を計画して引き出し線で補足しておけば良いと思います。
『車椅子使用者に配慮して部屋の前に多機能便所を計画した』みたいにね。
これがもっとも現実的な計画ではないでしょうか?
まぁ~試験なんで実際の建物としての利用は考えてないので、普通に車椅子使用者用として要求されるかも知れませんけどね(笑)
試験だから。
まとめ
僕は足の不自由な家族がいますし、おじいちゃんも90歳を超えていますので車椅子を使う機会があります。
おじいちゃんはあんまり乗りたがりませんがね(笑)
だから少しだけ車椅子を利用する人の気持ちがわかります。
僕が実際に車椅子を使用していないのですべての人の気持ちはわかりません。
あくまで僕の個人的感想なのでご了承下さいませ。