サイトアイコン 一級建築士試験ビリケツHERO's学園ブログ

一級建築士学科試験の合格基準点は難易度を表すモノではありません!

本日は一級建築士学科試験の合格基準点についてお話したいと思います。

受験生から『現在大手資格学校に通学しており、一級建築士学科試験合格を目指しています。担当講師が『私は平成29年度学科合格しました。この年は合格基準点が87点と、近年でもっとも難しい試験を合格した』と言っておりました。学科の合格基準点は難易度を表すものなのでしょうか?』と質問が来ましたので、サクッと答えていきます。

一級建築士学科合格基準点は試験の難易度を示すモノじゃなく、受験生のレベルを示すもの。




一級建築士学科合格基準点は87点~98点で推移しています。

平成23年度、平成29年度の合格基準点を見て、この年は試験の難易度が高かったと勘違いする受験生が多くいます。

この一級建築士学科合格基準点は、試験の難易度示すモノではなく、受験生のレベルを示すモノです。

受験生のレベル=その年の大手資格学校のカリキュラムの完成度です。
受験生の多くが大手資格学校に通っている。

難易度を感情で表現されると困る。数値が大事。

『この年は難しかった、この年は簡単だった』と表現される方がいますが、個人の感情では難易度は図れないと思います。

僕が考える試験の難易度は、125問中何問過去問から出題されたのか?です。

これが一番難易度を図るのに適していると思います。

法規科目の点数が全体の点数を左右する?

特に法規科目の難易度が高い(過去問出題率が低い)年は、合格基準点が下がる傾向にあります。

平成29年度は過去問からの出題率が非常に高い!

平成29年度は、近年で一番難易度が易しい年でした。

125問中105問位過去問で構成されていました。

そのため、過去問(15年しっかり勉強しておけば)をしっかりと勉強している受験生は、余裕で100点超えていたと思います。

合格発表日の合格基準87点を見てビックリしました。

この年の受験生のレベルが、極端に低いかと言えばNOだと思います。

多分学校のカリキュラムの過去問(どれ位遡るか)の設定のミスだと思います。

いつ受験したのか?それが大事!

講師が主観で学科試験の合格基準点の話をしたら、一応聞いてあげて下さい。

本当は、数字を使って論理的に過去問からの出題率をベースに話してくれる講師がいれば良いのですが、難しいですね。

どちらが難しい年だと思いますか?

後は受験生の皆様が判断して下さい。

令和元年の合格点が97点だった2つの理由!

  1. 過去問の出題率の高さ
  2. 過去問11年分からの出題が多かった。

受験生の多くが過去問11年分は、やり込んでいる人が多いと思います。

そのため、通常試験元は過去問11年分をベースに12~20年分を問題に組み込んで作成しています。

しかし、この年は過去問11年分からの出題が多かったため、受験生全体の点数がUPしていました。

まとめ

一級建築士学科試験の点数は100点以上獲得していれば足切りを食らう事はないと思います。

そのため、是非皆様目標点を100点以上に設定して合格を掴みとってほしいです。

あ!製図試験に学科試験の点数は全く関係ないです。

115点を獲得しても90点を獲得しても苦労する人は苦労します。

前にもお話しましたが、僕の勉強会に参加してくれる受験生の中で110点を超えている人は毎年います。

去年も少なくても5人はいたと思います。116点、112点、113点、110点、もう1人も112点だったような気がします。

※過年度もいるので、全て令和2年のではないです。

割合的には総合資格学院生が多いです。

カリキュラム量が他校と違うので当然と言えば当然かも知れませんが・・・

110点超え合格を目指さなければ日建学院でもTACでも良いと思います。

でも、110点を超えたければ総合資格学院が良いと思います。

あの膨大なカリキュラムをこなせる自信があるならば・・・

モバイルバージョンを終了