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令和3年一級建築士設計製図試験課題『集合住宅』細かい数値を要チェック!

本日は令和3年一級建築士設計製図課題『集合住宅』についてお話したいと思います。

『集合住宅』だけって本当にバリエーションが増えます。

試験元ってドSですね。

僕が合格した年に比べると、今の受験生が求められている知識は1.5倍は増えていると思います。

採光、斜線、延焼ライン等も無かったので。

※斜線も試験元がここには計画しないでね。と記載してくれたり、2Aかつ35Aでクリア出来たりと検討する必要は0でした。

本当に今の受験生凄いと思います。

数値関係の復習をしていきましょう!Here we go!




階高について

階の構成次第ですが、基本的には下記のようになると思います。

平成27年度標準解答例 

低層階は、特に指定がない場合は、4mで計画します。

4.5mになる場合は、空調方式が単一ダクト方式指定+要求室の天井高が3mだった場合です。

梁せい800~900mm+天井高3000mm+ダクトスペース500mm=4300mm≦4500mm

階高4.5mの注意点

階段の段数が+3~4段必要になります。

1階のみ階高を4.5mにするのであれば、通常の階段に+3段すれば良いです。

問題は1階と2階を4.5mにする際です。

この場合は、階段の書き方を1.5回転にするか、廻り階段(4.5m×7m)で対応します。

※1.5回転にする場合は、1階、2階の出入口が反対になります。

想定される階高5m~6m

1階の用途次第ですが、階高5m~6mを指定される場合があります。

一級建築士製図試験は想定外を本試験までにどれだけ無くせるのかが、非常に重要になります。

廊下幅

住宅部門の廊下幅は下記のようになると思います。

基本は2m EVホール前の通路は2.5mあれば良いと思います。

平成27年度標準解答例 

去年の廊下幅は基本は2.5m以上確保だったと思います。

福祉施設と集合住宅は全くの別の施設のため、去年のイメージを引っ張らない方が良いと思います。

集合住宅の廊下幅2.5m~3mは非常にゆとりがあるため、減点にはならないと思いますが、要求室(住居)の計画が難しくなるかも知れません。

Aさん廊下2mで計画 Bさん廊下3mで計画 この1mの差はデカい!

バルコニーの寸法

バルコニーの寸法は下記のようになると思います。

基本は1.5m 余裕があれば2m 

大手資格学校によって考え方が違うと思います。

記憶が正しければ

平成27年度標準解答例 

バルコニー2mは、かなりゆとりがあります。高級マンションかな?

住宅部門の居室の広さ

1LDK 40~50㎡

2LDK 50~70㎡

3LDK 70~80㎡

4LDK 80~100㎡

平成18年度要求室 

要求室されて室の内部レイアウトをしっかりと頭に入れる事が大事です。

一応20㎡~30㎡のワンルームの内部レイアウトもチェックする。

まとめ

集合住宅のデーターは大手資格学校に蓄積されているため、3階(基準階)の計画は、そこまで悩まないと思います。

やっぱり、1階、2階部分がどうなるのか?ここが合否を分けるポイントになりそうです。

数値関係は、通う資格学校によって大きく考え方が違うため、これが正しい!という訳ではないです。

ご参考程度にして下さい。

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