本日はエスキスの考え方(一級建築士製図試験攻略テキスト(緑本)23ページ~40ページ)についてお話したいと思います。
テキストが手元にない受験生は雰囲気だけ感じて頂ければ嬉しく思います。
建蔽率を制する者は一級建築士製図試験を制す!
緑本23~40ページ
近年一級建築士製図試験の中で建蔽率が合否に与える影響があった年は、平成30年のプール、令和元年の美術館です。
今年の試験課題がどのような用途になるかわかりませんが、建蔽率を問われても慌てず対応出来る力を今のうちに身につけましょう。
建蔽率は1176㎡を覚える事から第一歩が始まる。
一級建築士製図試験課題の建物は42m×28mがベースとなります。
42m×28m=1176㎡
敷地面積に建蔽率をかけて、この1176㎡を下回っている場合は残念ながら建蔽率オーバーです。
そのため、スパン調整をするのか?
外部条件の広場等を建物内に計画して上部を青空にするか?
検討する必要があります。
一級建築士製図試験で使われるある程度の数値は暗記する必要があります。
例えば、建築面積が1020㎡であれば、すぐに42m(7m×6スパン)×24m(6m×4スパン)=1008㎡と考える事が出来るようになる必要があります。
- 42m×24m=1008㎡
- 40m×28m=1120㎡
- 42m×30m=1260㎡
- 44m×28m=1232㎡
良く使われる数字を暗記すると、本試験に受験生を助けてくれるかも知れません。
数値には意味がある!事を忘れずに。
まとめ
課題作成者は何かしらの意図をもって課題を作成しています。
建蔽率80%であれば、特に意図はないと思いますが、建蔽率60%、70%の場合は意図があるかも知れません。
そのため、建蔽率60%、70%の時は注意する事を忘れないで下さい。
課題作成者のメッセージをしっかりと受け止める事が合格への近道だと思います。
緑本23ページを参考にして下さい。