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平成29年度一級建築士学科試験を解いて分析してみたよ『環境設備編』

本日は平成29年度一級建築士学科試験『環境・設備』の問題を実際に解いて分析しましたので、ご参考にされて下さい。

一級建築士学科試験合格の為には計画・環境設備合わせて30点は獲得してほしいと思います。

理想の形は計画14点環境設備16点合計30点です。

来年の学科試験は正しい勉強法をマスターして楽勝で合格して下さいね。

今年の環境設備は去年と同様に非常に簡単でした。

ビリケツ君の環境設備の点数を発表致します!点数は20点!

個人的には近年で一番簡単だった平成28年度よりも今年はさらに簡単だったと思います。

受験生の皆様に試験の感想を聞くと、総じて計画と環境設備が難しかったと言っていましたので、正直『え!どこが難しかった?』と思っています。

今年の計画・環境設備が難しく感じた受験生は、早めに勉強の方法を見直さなければ、また来年資格学校に通学しても不合格になりますよ。

今年は正しい勉強法で勉強していたら、計画・環境設備で34点は普通に獲得出来たはずです。

一級建築士学科試験『環境設備』を解いている時の心の声を聞いて下さい!

環境

設備

僕の

解答

資格学校の

解答

正答 過去問
1 1 1 H20
2 4 4 H18
3 3 3 H18
4 4 4 H17
5 1 1 新規問題
6 4 4 H19
7 3 3 H21
8 3 3 H15/H22
9 2 2 H25
10 2 2 H14
11 2 2 H23
12 3 3 新規問題
13 4 4 H24
14 2 2 H17
15 1 1 H23
16 4 4 H22
17 1 1 H20
18 2 2 H28
19 4 4 H23
20 2 2 H26
20



問1の問題は過去問対応問題です。

平成20年にXYZ表色系の問題が出題されています。色度を表すのに色相・彩度は必要ですが、明度は必要ありません。

問2の問題は過去問対応問題です。

平成18年に平均放射温度(MRT)の問題が出題されています。空気温度・気流速度・グローブ温度から計測値から概算で求められる。空気温度が必要ですね。

問3の問題は過去問対応問題です。

平成18年度に出題された計算問題が今年は文章問題で出題されました。換気量は『内外温度差』『開口高さの差』後もう一つ『開口面積』が必要と思います。間違っていたらすみません(笑)

問4の問題は過去問対応問題です。

平成17年度に外断熱・内断熱の問題が出題されています。図は若干違いますが問われている内容は一緒です。

問5の問題は新規問題です。

新規問題の為不正解でも大丈夫です。新規問題の解き方ですが、国語の問題と思って解けば得点出来たと思います。枝1の給気経路によらず=給気経路は滅茶苦茶でも良いと仮定します。

適当に計画した給気経路でも排煙の効率が変わらないと思いますか?

問題で『よらず』『絶対』とか断定させるような問題の出題があれば大体それが答えになります。

普通の問題は『好ましい』『なるべく』『有効』等と記載されています。

問6の問題は過去問対応問題です。

平成19年度に終日日射量の大小関係の問題が出題されています。過去問そのままですね。

問7の問題は過去問対応問題です。

平成21年度に似たような問題が出題されています。2%は一般の教室ですね。精密な視作業はもっと高くなります。

え!数値は・・・大手の資格学校の解説を待ちましょう(笑)

問8の問題は過去問対応問題です。

平成15年度と平成22年度に似たような問題が出題されています。マンセル表色系における彩度は0から10までの数値とありますが、彩度ではなく明度ですね。

こちらは2級建築士の問題です。

問9の問題は過去問対応問題です。

平成25年度に空気の音響吸収について出題されています。周波数が高い音ほど空気吸収による音の減衰は大きくなります。

その為、周波数が低くなるほど大きくなりません。

問10の問題は過去問対応問題です。

平成14年度に多孔質吸音材料の問題が出題されています。通気性の低い材料によって被覆すると高音域の吸音率が低下します。

問11の問題は過去問対応問題です。

平成23年度に軸流送風機の問題が出題されています。軸流送風機は大風量は得意ですが、静圧範囲が低く効率も悪いです。

問12の問題は新規問題です。

新規問題ですが、枝2・4は過去問で対応出来ますので、実質2択に絞れます。

枝2・4共に平成22年度に同じ問題内で出題されています。

枝1は初出題だと思います。

枝3に関しては平成18年度に顕熱・潜熱の問題が出題されていますので、言葉の意味だけ理解出来ていれば得点出来たと思います。

それがわからなくても50%の確率で得点出来ていたら良いと思います。

また新規問題なので得点出来なくても大丈夫です。

問13の問題は過去問対応問題です。

平成24年度に冷却塔の出題があります。密閉式冷却塔は開放式冷却塔に比べて送風機動力が大きくなります。

問14の問題は過去問対応問題です。

平成17年度に衛生器具の2重トラップに関する出題があります。排水系統にはいかなる場合にも2重トラップを設けてはいけません。

二級建築士の定番の問題ですね。

問15の問題は過去問対応問題です。

平成23年度にキャビテーションの問題が出題されています。ポンプ吸込口の管内圧力が高い時に発生しやすいのではなくて、管内圧力が低い時に発生しやすいのです。

問16の問題は過去問対応問題です。

平成22年度に埋設接地極の問題が出題されています。水気の少ない場所ではなく水気のある所に埋設する方が望ましいですね。

問17の問題は過去問対応問題です。

平成20年度に照明器具の色温度に関する問題が出題されています。色温度は昼白色蛍光ランプ→白熱電球の順です。その為昼白色は電球色に比べて相関色温度は高いですね。

問18の問題は過去問対応問題です。

平成28年度に補助散水栓の問題が出題されました。補助散水栓は2号消火栓となりますので、ホース接続口からの水平距離が15m以内となるように設置する。

問19の問題は過去問対応問題です。

平成23年度にエレベーターの問題が出題されました。こちらの出題は火事でしたので、できるだけ早く安全な避難階に停止させて乗客がかごから降りた後に運転を中止する計画で良かったのですが、地震時はすぐに停止させないと揺れて危ないですよね。

過去問対応問題ですが、少し難しかったかも知れません。

枝1は平成22年度に枝2は平成21年度に出題されていますので、2択までは簡単に絞れたと思います。

問20の問題は過去問対応問題です。

平成26年度にCASBEEの問題が出題されています。CASBEEの評価は『建築物のライフサイクル』『建築物の環境品質・負荷』『建築物の環境性能効率BEE』だと思います。

平成29年度一級建築士学科試験-環境設備総評

今年の環境設備は去年よりも新規問題が1問減り計2問出題されました。

難易度に関しましては、近年で一番簡単だったと思います。

新規問題が全問不正解でも過去問対応問題を得点出来ていれば17点は獲得出来たと思います。

ビリケツ君が一級建築士学科試験『環境設備』に求める得点は16点ですので、今年16点以上得点出来なかった受験生の皆様は出来る限り早く勉強法を見直して来年に備えて下さい。

資格学校の総評みていたら悲しくなります

受験生を合格に導けなかった言い訳にしか聞こえません。高い授業料頂いて受験生を合格に導けない学校の存在意義って何なのかな。

ビリケツ君を資格学校で講師させてくれたら、受験生全員合格に導くのに!( ˘•ω•˘ )

指導のポイントがずれているんだよなぁ。

詳しくはこちらを見て下さい。

最後にもう一度言いますね。

平成29年度一級建築士学科試験の環境・設備は近年で一番簡単な試験でした。

信じるか信じないかはあなた次第です!

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