TAC課題5は基準階の初問題としては難易度MAX・・・?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

大阪の勉強会はTAC生が多く『課題5が難しい』との相談が多かったです。

かに課題1~4が低層階で、今年初めての基準階が課題5だと難し過ぎて泣きそうになると思います。

総合資格学院の長期に通った経験があれば、これ知っている!となる総合資格寄りの課題でした。

担当の講師も解き方の手順を教えてくれないので、困っているとの事でしたので、サクッと解いてみました。

課題6もリクエスト頂いているので、後日解いてUPしたいと思います。

勝手なアドバイス

●基準階の解答例の南西側の3部屋ですが、これはあんまりお勧めしないです。

間口は最低でも3m確保した方が良いのでは?と思います。

まだ長辺が6m、7mであれば良いと思いますが、9mはちょっと鰻の寝床みたいで、使い勝手が悪いのでは?と思います。

●階高4.2mとか4.4mで計画する事は良いけど、道路斜線、採光の検討の時に計算ミスに気を付けてね。

総合資格や日建学院は基本、4m、4.5mとかです。

※著作権の関係で課題文を掲載する事は出来ませんし、細かい説明は出来ません。

TAC生以外の受験生は申し訳ないです。

エスキスの雰囲気だけ感じてくれたらと思います。

また僕がエスキス中思った事を勝手に解説しているだけで、このプランが正しい保証もありませんし、学校の教え方・考え方等一切関係ありません事ご了承下さいませ。

僕がエスキス時間30~40分で80点の図面を目指した結果こういうプランになったので皆様ご参考にして下さい♪というアドバイスです。

楽しく見て頂ければと思います。

100点の解答は担当の講師にプランを見せてもらって下さい。

きっと素敵なプランだと思います。

低層階型のスパン調整は最後!基準階型のスパン調整は最初!



ヘリアキのチェック

X方向 42m+西2m+東2m=46m 余り6m スパン調整は出来そう。

Y方向 28m+北3m+南4m=35m

X方向は6m増やせる。Y方向は2m増やせるが理想のヘリアキは最低3mほしい

ヘリアキが2m+アプローチの場合風除室の庇の関係で建物内に風除室を入れ込む。

ポーチの面積を削るのを忘れない。

基準階は悩まない大きな要求面積の室を四隅から計画する

東西の敷地条件を比べると同一条件のため、日照で不利の西側に管理部門をまとめます。

※これが正解ではなく!迷わない事が重要。理由付け大事!

基準階の計画

7m×7mをベースにする。

※課題によって手順を変更しない。1分後に変更しても良い。資格学校では課題によって解き方が違うため、受験生のエスキススピードが上がらない=毎回2時間コース。

管理者用階段と利用者用階段は決め打ちしない。

管理部門側に管理階段を計画する事は決まっているが、実際どこのスパンに計画すれば良いのか?

それは下の階のプランによって変わる。

そのため、1回転目で深く検討する必要がない。

3スパンで収まりそうなので、下の階に進む。

下の階が4スパンの場合は、3スパンを北側から3スパンなのか?南側から3スパンなのか?検討する。

1階の計画

大きな部屋は四隅から計画します。約300㎡の要求室は管理部門に隣接させて計画するため、南西側に計画します。

次に面積の大きな要求室を北東側、南東側に計画します。

空いているスペースに風除室を計画して2階の計画に進みます。

※通り抜けの指示はないが、東側、西側の敷地図から南北で通り抜けされているため、この敷地でも、通り抜けが求められていると判断。

勉強会でも伝えましたが、今年の課題は通り抜けは高い確率で求められると思います。

2階の計画

1階のプランで天井高の高い要求室を北東側、南東側で迷っていましたが、2階にも天井高の高い部屋を計画するため、基準階に影響が少ないように、1階の天井高が高い要求室は南東側に計画します。

そのため、2階の天井高が高い要求室は北東側に計画する。

※この時に1階のプランに戻って変更するのではなく、2回転目に反映させる。

エスキスした分は消さない、増やさない。これが大事。後で振り返れるように。

利用者用階段の位置も北側2コマ目の方が良さそう。これもエスキス2回転目に反映させる。

面積の大きな要求室を南側に面して計画する。

景観、日照共に良い環境

修正点

基準階を4スパンで計画すると2階の天井高の高い要求室がプランを邪魔するため、Y方向を6m×5スパンに変更させる。

変更後6m×7mだと40㎡の倍数になる。

50㎡の倍数の方がプランが組みやすいため、X方向8m×6スパンに変更する。

最初にヘリアキをしっかりと確認する事でスパンを調整出来る。

※基準階型は最初にスパン調整するって言ってたような?と疑問に思うと思います。今回は7mで普通に計画出来たため、スパンを調整しなかっただけです。最初は7mスパンで計画します。

※今年は小さな要求面積の室よりも大きな要求面積の室が想定されるため、6mスパン=8mと組み合わせるとプランが楽かも知れません。

基準階の計画 2回転目

1回転目のプランを参考に要求室を計画します。細かい計画はせずに面積の大きな室をとにかく、整形な形状で四隅から計画する。

1階の計画

2階の計画

最終調整

まとめ

著作権の関係で細かい説明は出来ませんが、課題文を正しく読み解ければ、標準解答例のようになると思います。

本試験のように自由度が高く正解が無数にあるわけではないです。

この課題はエスキス力の問題ではなく、基準階の応用の解き方を知っているのか?どうか?だと思います。

難しい課題ですので、落ち込まなくて良いと思います。

個人的には最後の総仕上げ的な課題だと思います。

そのため、10月にもう一度チャレンジしてほしいと思います。

頑張れ!!ファイト!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください