令和3年9月12日(日)に二級建築士製図試験が行われました。
当日夜中に、勉強会を通じて出会った元受験生(現在講師)3人から連絡を頂きました。
今世紀最大の難易度MAXという事は、日建学院のYoutubeの低評価の多さで知りました。
その日はちょうど大阪の勉強会の帰り道だったので、新幹線の中で解説を聞きました。
ミニオン!とネットで言われていたので、最初は何のこと言っているのかな?と思っていましたが、解説している方の服装を見て改めて『あ!そういう事』と気づきました。
個性が大事な時代になってきましたね。
Youtube的には総合資格学院の100倍先をいっていますね。
なぜか?総合資格学院のYoutubeは試験前にも関わらず、合格者インタビューを載せる迷走ぶり。
高学歴の受験生のインタビューより、若い頃勉強しなかったため、学歴はないけど、総合資格学院で頑張ったら一級建築士合格しました!の方が良いと思うんですけどね。
今世紀最大の難易度!!南側から北側に向かって緩やかな上り勾配!
二級建築士製図試験でついに上り勾配が出題されました。
大手資格学校全て対応して無かったみたいなので、受験生を苦しめたみたいです。
※切土、盛土は敷地全体を平坦にしてはならない。
この文言一つで難易度MAXになりました。
屁理屈が好きな人は、あ!1m(一部)でも残せば全体を平坦にしても良いのだと考えたと思います。
僕はこのタイプです。そういう考えの受験生は迷いがなかったと思いますが、圧倒的多数の受験生は、そうとは考えず色々と工夫したと思います。
盛土で対応すると、軒の高さ9m以下 これが絡んでくるので軒の高さが9mを超えた受験生もいたそうです。
断面図も南北指定のため、EVまたは階段を切る事になり、これまた苦戦したそうです。
EVや階段にスラブを表記した受験生も多かったみたいです。(上に行けない。スラブにドーン)スロープ処理も大変で外構の計画にとにかく時間を取られたそうです。
内部のエスキスについては、部屋数も少なかったため、難易度は易しかったとの事でした。
3人の講師が口を揃えて『ビリケツくん 初めて合格者0人が現実がなりそうです。』と言っていました。
例年であれば、7割~8割位の受験生が復元図面を書いてくれるそうですが、今年は復元拒否の受験生が非常に多かったみたいです。
なので、マジでやばい!と言っていました。
二級でこんなに難易度が高いのであれば、今年の一級建築士試験はもっと難しいのでは?と心配していました。
試験元のトップが井上さんに代わって建築士試験は一体受験生に何を求めているのだろう?と思います。
受験生の皆様 想定外を1つでも減らしましょう。
去年は日建学院の課題を見てユニット型は簡単なので、出題されないでしょう。と思っていました。
しかし、本試験はご存じの通りユニット型でした。日建学院様様です。
今年の総合資格学院の課題を見て去年を思い出します。
地下駐車場、メゾネット、勾配屋根等は全て特別講座で出題されました。
特別講座で出題するという事は。出題される確率は少ないと想定しているという事です。
しかし、この決めつけが去年痛い目をみたと思います。
そのため、受験生の皆様は、気を抜かずに頑張って下さい。何が出題されても良いように。
TACは、メゾネット3課題、地下駐車場2課題こなしています。
この方針が良いか、悪いのかはわかりませんが、メゾネット+地下駐車場だった場合は総合資格学院生は泣きそうになると思います。
今年のTACは、昔のTACみたいに尖ってきました。今年は久々の合格率70%越えを狙って来ているのでしょう。
日建学院は今のバランスで十分だと思います。後は光庭に関する採光やプランのバリエーションを増やせば完璧だと思います。
全日本建築士会も課題は難しいですが、一通りやっているため、本試験で十分戦えると思います。
総合資格学院生はL型ツインコリドール型+光庭が出題されれば最強ですね。逆にそれ以外だと戸惑うかも知れませんが。
まとめ
大手資格学校に通っている受験生は、是非担当者に頼んで二級建築士試験の課題を見せてもらう事をお勧め致します。
書斎!一級建築士試験でも出題されるかも知れませんので、漢字で書けるようにしておいて下さい。