一級建築士製図試験に向けて多くの方が総合資格学院・日建学院に通うと思います。資格学校に通うと最初の授業で蛍光ペンの使い方を習います。
ピンクがエスキスに必要な情報・黄色が作図に必要な情報等5~6種類ぐらい使用してエスキスを進めていきます。
はぁ!一級色塗り製図試験じゃないよ!一級建築士製図試験だよ!
はっきり言って無駄です。蛍光ペンは紫1種類で十分です。
一級建築士製図試験で使用する課題用紙が少し緑っぽいので紫で塗ると非常に目立つため紫の蛍光ペンがお勧めです。
色は皆様の好きな色で良いのですが、極力蛍光ペンは少なくした方が良いと思います。
なぜ蛍光ペンは紫一種類で良いのか?
課題用紙を数種類の蛍光ペンで塗るとわかるのですが、エスキス途中でどれが重要でどの情報が今必要なのか凡人の脳は判別するのに時間がかかります。
そして、読み落とし間違えが非常に増えます。
東大生が『ノートや教科書を色分けして理解しようとしても、凡人の脳ではそれを処理できないよ。凡人が色ペン使うのなら一種類にしておいた方が良いよ』って言っていました。
その為、ビリケツ君は赤鉛筆・紫の蛍光ペンのみで問題を解いていました。
H28年度の試験問題で実践してみましょう。
- 赤鉛筆は重要な部分にマーク
所要室の面積・高さ等、一発アウト項目にチェックを入れていきます。 - 蛍光ペン(紫)いつもと言い回しが違うまたは新しい部分にチェックをいれておきます。
(例H27年度 図面に補足しても良い)(H28年度 夏期は南からの卓越風がある)
資格学校の指示通りでなく自分流で蛍光ペンの色分けを決める方は、授業の早い段階で決めた方が良いですよ。
8月下旬頃に色を変えると勘違いからミスが生まれやすくなります。
ビリケツ君を信じて勇気をもって蛍光ペンを一緒に捨てましょう!
資格学校に通っていると蛍光ペンの数を減らす決断をする事は難しいと思いますけど、絶対に1種類位の方がミスしなくて良いですよ。
初年度生は資格学校のやり方に背く事は難しいと思いますけど、過年度生は騙されたと思って蛍光ペンの数を減らしてみて下さい。
きっとエスキスが早くなり、エスキスの読み間違えも少なくなると思います。
エスキスが下手な人に限って問題用紙が綺麗に色塗りされていますからね(笑)
また作図の時に時間がもったいないと言ってシャーペンをもち替えない人もいるのに、蛍光ペンはもち替える不思議。
一級色塗り試験ではありませんので、色塗りはほどほどにして一級建築士製図試験に臨んで下さいね。
もう少し詳しくお話が聞きたい方は遠慮せずにビリケツ君にお問い合わせ頂けましたら、丁寧にお教え致します。
皆様の合格を心よりお祈りしています。