令和7年度一級建築士学科試験が難しかった件について

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令和7年度一級建築士学科試験が上手くいかなかった大手資格学校に通う受験生から『アドバイスがほしい』との事でしたので、少しだけ語りたいと思います。

最初に断りを入れたいのが、受験生の皆様を鼓舞する気持ちはあっても馬鹿にする気持ちは微塵もない事をご理解頂きたいです。

学科試験について語って良いのは、あの独特の雰囲気の中で戦った受験生だけだと思っています。

それは、過去2度経験した僕もわかっています。

学科試験の難易度は合否には全く関係ない!!過去問からの出題こそが全て!それ以外なし!!



僕も令和2年までは実際の課題を解いて、過去問でどれだけ対応出来るのか?という試みをやっていました。

途中から需要があまりない事に気付いて止めちゃいましたけど。

いや、言い訳ですね。自分の一級建築士学科試験の記憶が薄れていく事で対応出来なかったというのが本音です。

難易度の違いとは

難易度の違いは何年分の過去問から100点獲得出来る問題で構成されているのか?が重要になります。

過去15年分で100点獲得出来る問題で構成されている場合の基準点は92点~97点

過去20年分で100点獲得出来る問題で構成されている場合の基準点は87点~90点

実際過去のブログを参考にして、どれ位過去問からの出題が多いのか?チェックしてみて下さい。

今年の大手資格学校の基準点が低いという事は、過去20年分位の勉強が必要だったかも知れません。

大手資格学校の学科試験対策は実はあまり合格させる気がない

大手資格学校のテキスト、問題集の構成からわかるように基本は過去11年分の問題集、その他の過去問はプリント、別途の冊子等で構成されています。

僕が受験生だった頃に1冊で過去問20年分まとめたら良くない?と思っていました。

これをすると、高いお金(授業料)頂く事が出来なくなるので、やらないのだと思いますが、合格するためには、過去問20年分しっかり勉強する事が大事です。

ネットで大手以外のアプリや参考書

じゃ~ネットで販売している過去の問題集やアプリで良いんじゃないか?と思う受験生の皆様!

それは駄目!解答のクオリティが全く違います。

名前だすと営業妨害って言われると思うので、言えませんが。。。

総合資格学院のテキストと過去問題集以外駄目!これ一択。

これねぇ~神テキスト!!

今は諸事情により最新のは出回ってないと思いますが、2年落ち、3年落ちで十分です。

平成24年度は僕の相棒!

辛い合格基準点は91点以上

今年のように大手資格学校の合格基準点が87点、88点と言われている年は受験生にとっては受験中泣きそうで、たまらなかったと思います。

でも、実は学科試験で一番辛い合格基準点というのは、91点を超える時なのです。

91点を超える時は試験中受験生に手応えがあり、採点でも90点で喜ぶと思います。

しかし、大手資格学校の合格基準点が91点、92点の時の絶望は図り知れません。

97点の時はもう。。。泣くに泣けない。

まとめ

色んな情報や大手資格学校の総評見れば今年は難しかったと思うかも知れません。

しかし、そのような総評に騙されてはいけません。

過去問何年分からどれ位出題されていたのか?これ以外難易度を図る指針は無いのです。

所感で感想言われても、信じてはいけません。

だって冷静に考えて、大金払って大手資格学校に通ったらこういう声聞きたくないですか?

『世間では難易度が高いと言われていますが、わが〇〇学校では、出席率9割以上の受験生は中央値で95点獲得出来ています。他社よりもうちのカリキュラム凄い』という感じで。

でも、どこの学校も言わないんですよ。

製図試験の時はいうのに。

それはなぜか?学科試験の合格率なんて誰も気にしていないんです。

だから、大手資格学校に通ったら安泰ではなく、ただ、テキスト等の合格するためのフル装備をくれるだけなんです。

合格する道筋は自分で見つけないといけない事にいち早く気付けるかが一級建築士学科試験の合否を左右するポイントなんです。

大手資格学校に通っている受験生は、11年分の過去問を完璧にしてやっと6割終わりっていう感じです。

本当に合格に必要な知識は過去問12年前~18年前(心配だったら20年前)ここが重要です。

だから冊子等もらうまで待つのではなく、自分から古い過去問手に入れてやり込めば、先に合格の準備出来ると思います。

やる事はただ一つ正しいテキスト(問題集)で過去問を解く事!!です。

過去問を解く=解説(解答)の内容を覚える!!

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