今回は『図書館』をみて気付いた事パート2という事で、駐車場やスロープについてお話したいと思います。
図書館を見学に行って思ったのが、やっぱり公共性が高い施設ってやさしい駐車スペース(試験的には車椅子使用者用駐車場)から玄関までの動線が非常に綺麗に確保されているなと感じました。
普段当たり前のように見ている光景でも、マジマジ見ると色んな気付きがありました。
一級建築士製図試験でもスロープの処理がそろそろ出題されるかも!?
令和元年美術館の年もスロープ処理は議論されていましたが、結局出題されませんでした。
令和3年度の二級建築士製図本試験で高低差の課題が出題された事で、一級建築士製図試験でも?となったのですが、その年も出題はありませんでした。
3度目の正直じゃないですけど、そろそろ出題されてもおかしくないので、しっかり勉強して本試験に備えてほしいと思います。
スロープと車椅子使用者用の駐車場
どこの図書館(公共施設)行っても駐車場から出入口まで動線が最短で綺麗でした。
民間の施設だとあんなに綺麗には確保出来ないですよね。収益性等考慮すると・・・
今年は大規模な駐車場を計画というより、利用者は近隣の駐車場を利用する可能性が高いため、利用者の駐車場は多くないと思います。
その代わり車椅子使用者用駐車場が複数台要求される可能性が高いため、ヘリアキと駐車場の関係を注意した方が良いと思います。
スロープの勾配
建築物移動等円滑化基準
- 手すりの設置 片側
- スロープの幅 120cm以上
- スロープ勾配 1/12以下
建築物移動等円滑化誘導基準
- 手すり 両側
- スロープの幅 150cm以上
- スロープ勾配 1/12以下(屋外は1/15以下)
こういう数値は大手資格学校の講義が始まる前までに覚えておいた方が良いと思います。
一級建築士学科試験突破組は楽勝だと思いますけど、過年度生はこの辺りの知識を忘れていると思います。
気を付けて下さい。
※スロープの距離が長くなる場合は、75cm以下ごとに150cm以上の踊り場を設置。
し
まとめ
自転車で施設を利用する方が多いため、駐輪場も要求される可能性が高いと思います。
基準階型(利益追求)と低層階型(公共性)を比べると低層階型は無駄が多いかも知れませんね。
そのため、過年度生は去年に比べて無駄なスペースが多いと感じるかも。
気持ちの切り替え大事です。