一級建築士設計製図のエスキスが得意の人に3層と2層のエスキスどちらが難しいかって聞くと多分『3層エスキスの方が簡単だよ!』というと思います。
受験生の皆様は3層分のエスキスは大変で嫌だなぁと思っていませんか?
エスキス得意な人は同意してくれると思いますが、実は2階建てのエスキスの方が10倍難しいです。
エスキスは難しくない!1時間あれば十分でしょう!
例えば平成24年度の図書館・平成25年度のセミナーハウスのエスキスは簡単そうに見えますが、エスキスを進める上でのヒントが少ない為、エスキスの難易度が高いです。
近年の課題は3層分のエスキスが求められ難易度が高そうに見えますが、平成27年度は住戸・平成28年度は保育室の部屋数を見ればスパン割りのヒントが隠されていた為、結構簡単にスパン割りを考えずにエスキスを進めていく事が出来たと思います。意外と簡単に解けたと思いますよ。
今年の課題のホテルも客室を先にエスキスする為、自然とスパン割りが決まると思います。
1層分のエスキスが終われば、最大値から面積を引いて2で割ればエスキス完成まで後一歩です。
後は適当に要求室を振り分ければエスキス終わります。悩む必要ないんです。
ゾーニング?エスキス?そんなの適当でよかですよ!
ゾーニング?そんなの適当で良いです。不安だったら平面図に補足しておけば良いのです。
悩む時間がもったいないです。
ゾーニングが大事だった時代はもう終わっています。10年前の話です。
『エスキスが大事!3時間かけましょう。機能図作成して多数派を目指しましょう』と未だに古臭い事言っている指導者にしか出逢わない受験生が可哀想になります。
エスキスなんて適当で良いんですよ。ホテルの客室を計画して余った床面積に他の要求室を収まるように、計画すれば完成です。
- ホテルの客室を計画
- 余った床面積を2層に振り分ける
- ラウンジを風除室の正面に配置して、フロントを風除室から見えると位置に配置 お土産コーナーを適当に計画する。
- レストランを配置する。(管理動線と景観を意識する)
- 浴室を計画する(レストランとは階層を別に計画する)メインである浴室とレストラン別に計画
- 余った場所に機械室4コマ分位確保(管理動線・機器の更新を意識して計画)
- 40㎡ぐらいの小さな部屋を空いている所に計画
- 完成
※吹抜けの指定があれば、空調設備の事も考えて記述しやすい位置に計画すると記述が楽になります。
こんな感じであんまり考えずに、シンプルに解けば意外と簡単にエスキス完成するんじゃないかと思います。
一級建築士設計製図試験!過年度の方は疑問に思いませんか?
毎年本試験でエスキスに2時間3時間充てて、ゾーニングも考えてちゃんと良いプランを作成しても、なぜ?いつまで経っても合格しないのか?
復元図提出した時に、講師は褒めてくれますよね。
『ランクⅠだね。よく頑張ったね。これで楽しいクリスマス・正月を過ごせるよね』と言われませんでしたか?
しかし合格発表当日の結果は、どうでしょうか?合格してますか?不合格になっていますよね。
エスキスやゾーニングを頑張った結果不合格なのです。学校の言う通りに頑張ったのに不合格。
それでもまだ、エスキスやゾーニングに時間を割きますか?
僕はその指導方法では合格しないと思っています。
どんなに受験生の皆様が頑張っても、間違った方向に指導されたら意味ないですよね。
一級建築士試験は純粋な受験生ほど、不合格になる試験なのです。
講師のいう事を話半分聞いている受験生の方が合格します。去年合格したクラスメイトを思い出して下さいよ。講師のいう事聞いていましたか?
そうです。講師を信じるのも良いですが、信じ過ぎると後悔しますよ。
講師が言っている事が本当かどうか自分で調べる位の行動力があって良いと思います。
今年は自分の信じる道を突き進んで下さい。きっと明るい未来が待っていると思います。
だから僕の話も半分位聞く感じでお願い致します(^^)/