大手資格学校でも去年の本試験課題の分析を受験生の前で説明する事は稀だと思います。
本試験が終わって、学校に復元図を提出、その数日後に学校としての模範解答例が出る。
みたいな流れで、合格発表後は不合格だった受験生を集めての相談会等は基本はないと思います。
では、過去問の分析をして意味があるのか、今日は考えていきたいと思います。
株価が上がる確率50%!株価が下がる確率50%!一級建築士製図試験も一緒!
テレビ等で株価を予想する人達いますよね。
株が上がるか、下がるかその確率は50%です。
みんな理路整然と意見や根拠を言いますが、長くても1年以上活躍する人は少ないのではないでしょうか?
有名なトレーダーの結果をまとめると正答率が50%を下回ったなんて記事も見たりします。
本当予想するのは難しいのです。
株が上がった理由!下がった理由!を説明出来る人はこの世に沢山いる!
株価の予想を的中させる事が出来る人物はほぼいなくても、株価が上がった理由、下がった理由を説明出来る人はこの世に沢山います。
一級建築士製図試験も同じです。
過去問を分析出来る人は沢山います。
理由付けを考えれば良いだけだから。
分析している人の話を聞くと全て当たっているかに聞こえると思います。
この点が合否を分けたね。ここをこうすれば、合格出来ていたんじゃない?等言われれば信じてしまう気持ちも理解出来ます。
一級建築士製図試験の採点はブラックボックス!という事は・・・
試験元の採点基準が公表されていないという事は、不合格になった本当の理由は誰もわからないという事です。
過去問を分析している人がいう『この点が悪かった』=本当の合否のポイントではない!可能性がある事を頭に入れて話を聞くようにした方が良いと思います。
合否が出た後に、この図面はこうだったから合格!この図面は不合格だった!と言われてもね。
信じても良いけど、ほどほどにしておかないとおかしな方向に進みますよ。
復元図を分析しても合否の結果はわからない。
復元図も怪しいものです。
見直し時間に30分取れた受験生の復元図と見直し時間が全く取れなかった受験生の復元図が同列に扱われていますけど、僕は図面の精度が全く違うと思います。
合格者『復元図完璧に復元出来た自信ある?』と聞くと大半の受験生がないと答えると思います。
その図面を添削しても結果は全く違うと思います。
ちなみに、僕は本試験の当日のプランを今でも覚えています。
まとめ
本試験課題の解説を聞くと『おお!凄い』となると思いますが、本当にそのポイントが合否を分けたかは?誰もわからないので、話半分位に聞いておいた方が良いと思います。