受験生から『機能図、廊下係数、断面検討、空間構成の考え方を教えて下さい』と相談メールが来ます。
本当に何度も言いますが、受験生に言った事もないし、僕も考えた事がないので、正直何を伝えたら良いのか?よくわからないです。
師匠の口癖『条件違反せず、大きな部屋を良い場所に計画出来れば後は、適当で良いよ。』
僕は、この教えてを守って合格したので、正直他の事は一切考えていないです。
機能図について
機能図は、大病院や、学校等を設計する時は、考えるかも知れませんが、この規模の建築物でしかも、部門が多くて3つ位ならば、機能図を書かなくても良いのでは?と正直思います。
動線も多くても2~3確保すれば良いだけなので。
1回エスキスやる時に、機能図を書かなくてやってみて下さい。
案外必要ない事に気付くかも知れませんよ。
廊下係数について
これこそ、何のためにやるのか全くわからないです。
これやる意味知っている人がいたら是非教えて頂きたいです。
廊下係数からは何も得られないと思います。
講師が受験生に『廊下係数大事』というと思います。
でも、講師レベルの人がエスキスやる時は、みんな廊下係数等の計算はやっていないと思いますよ。
仮想ボリューム等いう人もいますが、実際受験生の皆様がその手順をやっても、課題が変われば全く役に立たなくないですか?
前回の教えてもらった手順通りやっているのにも関わらず、新しい課題を解くと・・・仮想は仮想。
現実を見て下さい!
そんな計算するよりも、面積の大きな要求室を四隅に計画出来ているのか?それが大事なポイントです。
最大床面積ギリギリで計画出来れば、面積の小さな要求室が計画出来ない訳がないと思います!
断面検討
断面検討は・・・これは・・・断面図を描く為の物ですかね?
断面検討する意味ありますかね。
これもやった事がないので、省いても良いと思います。
空間構成
『空間構成は試験元の採点基準で大事なポイントです』
この言葉言っている人を見ると、その人の事を信じられなくなります。
空間構成ってそもそも何なんですかね?
僕の勉強会に参加してくれた受験生(合格者)に空間構成とか考えているの?と聞いてもみんなあんまり考えていないと言っていました。
人それぞれ個々で思う、空間構成があるのかも知れませんが・・・・
僕は、全く気にしなくて良いと思います。
結局、大きな面積の要求室を良い場所+課題作成者の条件を全てクリアする事が合格への近道だと思います。
あんまり、抽象的な表現を突き詰めない方が良いと思います。
まとめ
最近、一級建築士Youtuberや一級建築士ブロガーの人が増えて、エスキスについて沢山発信する人が増えました。
そのため、情報も沢山溢れかえっていると思います。
そのこと自体は、凄く良い事だと思うんですけど、中にはエスキス出来ない人が好き勝手に話すから受験生は混乱していると思います。
結局自分達は、断面検討、廊下係数等は全くやらないのに、なぜ?受験生に教えるのかな?と少し不思議に思います。
全ての手順をやった方が、落ち着く受験生は是非やってほしいと思います。自
分に合ったスタイルの確立を!