本日は図書館の課題を解く上で、ポイントとなる図書作業室の考え方をお伝えしたいと思います。
サービス用駐車場からの動線に配慮する必要がある図書作業室のみであれば簡単なのですが、1階に図書作業室+厨房(レストラン)がある場合は非常に厄介です。
でも、大丈夫パターンはそんなに多くないです。
僕の一級建築士製図攻略テキストであれば、P34に載っています。
低層階型の課題を解く上で必要な基礎知識はテキストにすべて記載しています。
サービス用駐車場→通用口→廊下→図書作業室→図書室
サービス用駐車場からの動線に配慮と記載がある場合は、上記のサービス用駐車場→通用口→廊下→要求室となります。
各階1か所ずつであれば、問題ないのですが、2か所と指定がある場合は少し事務室を計画する位置を変更します。
下記の図を見て下さい。
1階に1か所サービス用駐車場からの動線が求められている場合
上記の図のように南西側に図書室を計画すれば完成です。
エスキスの基本はサービス用駐車場からの動線に配慮=管理側に計画(サービス用駐車場から近いから)
特に指定がない場合=利用者側(管理側と正反対)に計画する。
1階に2か所サービス用駐車場からの動線が求められている場合
上記の図のように事務室を風除室(主出入口)正面に計画する。
そうする事で北西側(レストラン)、南東側(図書室)にサービス用駐車場からの動線に配慮する必要がある要求室を計画出来る。
この2パターン覚えて置くだけできっと多くの課題に対応出来ると思います。
※応用課題としてサービス用駐車場が2台計画して良い場合は切り離して考える事も出来る。
管理部門の要求室が多い場合は、下記の場合もあります。
面積の大きな要求室ほど第1案目は奥に計画する。(管理から離した位置)
管理部門の廊下はなるべく短くする方が良い。(使い勝手が良い)
管理部門の要求室が多いのか?利用者部門の要求室が多いのか?を判断する。
まとめ
駐車場の計画、サービス用駐車場からの動線計画、こういう感じで細分化して勉強した方がエスキスが早くなると思います。
基礎知識を頭に入れて、初めて大手資格学校の課題が解けるのです。
テキストを購入してくれた受験生の皆様はもう一度駐車場の計画P42とサービス用駐車場からの動線P34は予習して学校の講義に臨んでほしいと思います。
絶対に役に立つと思います。