平成26年度『道の駅』並みに本試験の採点が難しいかもね(T_T)

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今年は平成26年度の『道の駅』並みに課題の採点が難しいかも知れませんね。

プールの設置階・アプローチ計画等、学校・講師によって採点基準が大きく違うかも知れません。

その為ランク1を貰っても不合格になる受験生がいるかも知れません。

またランク3からの合格になる受験生もいると思います。

今回は平成26年度の年にタイムスリップしてみたいと思います。 

平成26年度福岡県合格者141名中!総合資格生84人!占有率驚異の59.5




僕が受験生だった頃は今よりもデーターが開示されていました。(名前と初年度・過年度生等)

関東の方では会社名まで公開している教室があったと思います。

今は公開してないかも知れませんが・・・昔は普通に壁に貼ってありました。 

84人合格者の内訳!初年度生(ストレート)合格者39人 過年度生合格者45

平成26年度の合格者の内訳

  • 初年度合格者60人  総合資格学院生39人 合格占有率65%
  • 過年度合格者81人  総合資格学院生45人 合格占有率56%
  • 合計合格者数141人 総合資格学院生84人 合格占有率59.5 

近年で一番簡単だったと言われている課題が平成26年度の『道の駅』です。

福岡県の数字だけなので、全国的にはわかりませんが分析するには十分な数字だと思いますのでご参考にして下さい。

初年度生の合格占有率が半端ないでしょう。65%が総合資格学院生ですからね。

この年にストレート合格した受験生は本当にラッキーだったと思います。

また短期講座を担当した講師は合格率が良かったので、ウハウハでした。

その反面過年度生の合格占有率を見てもわかるように、長期製図を担当した講師は過去最低の合格率だったと記憶しています。

過年度生の合格占有率が56%なので、そんなに悪い?と思うかも知れません。

しかし過年度=長期製図組ではないですよね。

過年度の中には短期講座に通っている受験生もいるので、実際には長期製図組の合格率メチャクチャ悪かったと思います。 

試験が終わった直後から長期製図を担当している講師が『これはヤバい。課題が簡単過ぎて長期製図で学んだ事を全く生かせない。短期製図組と差がつかない』と嘆いていました。 

長期製図に通っていた受験生が当時言っていた事

  1. 課題が簡単過ぎて、引っ掛けポイントを探してしまった。
  2. 自由度が高すぎてプランが34つ出来てしまった。
  3. 東側に公園、南側に渓流、西側に樹林と条件が良過ぎて迷った。
  4. スパン調整する必要がなかった(7m×7mで収まった) 

短期製図に通っていた受験生が当時言っていた事

普段エスキスが2時間以内に終わった事が無かったが、7m×7mでシンプルに考えたら1時間で1プラン完成した。

その為作図や見直しにゆとりがもてた。 

この様に長期製図に通う受験生は自由度が高くて戸惑った反面、初年度生はシンプルに考えた結果が合格率に繋がったと思います。 

平成26年度の試験終了後に言われていた事

  1. 北側、西側からの単独アプローチでは合格は厳しい。東側or南側にサブアプローチが必要。
  2. 屋外テラスは青空じゃないと減点。
  3. 便所は北西、南西側に計画しないとランク3
  4. 2階の屋根の形状(軒先、棟等)を一点鎖線で図示する。 

単独アプローチ

初年度生の多くは単独アプローチ、過年度生は複数アプローチで計画していた受験生が多かったみたいですが、結局アプローチの数は合否にはそれほど影響しなかったみたいです。

講師の中では単独アプローチは厳しいとの意見があったみたいです。 

屋外テラス

レストランを2階に計画し、屋外テラスに屋根を架けていた受験生が多かったみたいですが、標準解答例2パターン共に屋外テラス上部に屋根が架かっていました。

結局減点はなかったと思います。講師の中ではテラスに屋根を架けると減点との意見が多かったみたいです。

便所の配置計画

便所は『道の駅』課題で最も重要な要求室でしたので、出来れば北西側、最悪南西側、北東側に設けないと合格は厳しいとの意見が多かったみたいです。

意外と南東側に便所を計画している受験生が多く、ランク3と言われたり、なにを考えているんだ!と怒られている受験生がいました。

合格発表の当日、試験元が公表した標準解答例が便所を南東側に計画していた事から、講師陣愕然としたみたいです。

何を指導すれば良いのかと・・・結局便所を南東側に計画した受験生も合格していました。 

屋根の形状が合否ポイント?

この年はアプローチ、便所の配置等色々言われていましたが、どのプランも条件違反している訳ではないので、大きく減点はされなかったみたいです。

では、合否のポイントはどこだったのかと講師に聞くと『減点勝負だったと思う』との事でした。

エスキスに時間を使わず、最後の見直しに時間を費やせた受験生が、屋根の形状、24時間利用可能エリア等しっかりと書き込めたのでないかと言っていました。

長期製図に通っている受験生がプランを3つも4つも作って悩んでいる時に、1プランで勝負した初年度生に分があったかも知れません。 

まとめ

結局一級建築士製図試験は試験元の採点基準がわからない以上結果論でしか語る事が出来ないのです。

だからあんまり色んな情報を耳にしても気にしない方が良いと思います。 

※数値に関して若干間違っているかも知れません。

僕が受験生だった頃、壁のポスターに合格者の名前と初年度、過年度と書いてあったのを覚えているだけなので。

参考程度にお願い致します。

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