本日は今年受験生から問い合わせが多かったユーザープランニング『通称ユープラ』について緩く語っていきたいと思います。
ウラ指導が大好きな受験生はこのままブラウザバックして下さい。
ユーザープランニングから読み解く合格図面とは!?
受験生からの質問で『ビリケツ君はウラ指導のユープラを利用した事がありますか?』
『私は今年残念ながら、不合格でした。もし良かったら今年ユープラに参加したので、合格図面と不合格図面を送るので分析してくれませんか?』等沢山のメッセージを頂きました。
※図面をダウンロードして良いのかは不明ですが・・・・
残念ながら僕はユープラ未経験者
ユープラは一級建築士試験でネットを利用する人はほとんど知っていると思います。
僕が受験生の時も知り合いが参加していましたので、もちろん知っていました。
当時『参加しましょう』と誘われたのですが、面倒くさいのが苦手な僕は断って参加しませんでした。
ユープラを知らない受験生の為に少しだけ補足すると、本試験当日の自分の再現図面を提出する見返りに他の受験生の図面を無料で見る事が出来るシステムです。
このアイデアを考えた方は頭良いですよね。
試験終了後は他の受験生の図面が気になりますから。
僕も受験生だった頃は他の受験生のプランが気になっていました。
気になると言っても、自分より出来の悪い図面を探して安堵していただけですが。
嫌な人間ですね(T_T)
ユープラは画期的アイデアである事は間違えない!でも・・・
ユープラにアップされている自分より出来の悪いプランを探して安堵する為だけだったらユープラは大活躍すると思います。
しかし、来年の分析をする為だという理由であれば全く役に立たないと思います。
それはなぜかというと、試験当日ギリギリの時間で完成したプランの復元精度ってどれ位あるのでしょうか?
試験時間が1時間位余っている受験生の復元図面を分析するという事であれば高い復元精度が期待出来る為、来年の試験に向けて分析する価値はあると思います。
その事を考えると、ユープラにアップされている合格図面を見て『これ位であればOKなのか?』自分で判断する事は不合格一直線になる可能性がある為止めておいた方が良いと思います。
それに大手資格学校のプロフェッショナルな講師達が毎年分析しても答えが見つからない難問に受験生が分析して答えを見つけるなんて不可能だと思います。
本当に分析出来ているならば・・・
ユープラを開催しているウラ指導さんの担当者が『合格発表前に近年分析した結果、配点はこの様になると思うので、合格図面はこれだと思う』みたいな感じで言ってくれるんであれば、良いんですけどね。
毎年分析しても結局合否(配点)がわからないのであれば、やる意味ないと僕は思います。
まとめ
合格図面と不合格図面を見比べて分析しても、本試験当日の復元図の精度が悪いと何にもなりません。
僕が受験生だった頃色んな講師にこんな質問をした事があります。
『不合格だと思った図面(結果合格)と合格だと思った図面(不合格図面)の結果を見てどう思いますか?』
そうすると多くの講師が『100人講師がいたら100人合否が間違っているんじゃないか』と言う位レベルの差があると言っていました。
また講師に質問で『合格者と不合格者って復元図から判断出来ますか?』と聞いたところ『合格者1名・不合格者1名は高い確率で当てられるけど、他は本当に50%の確率だね』と言っていました。
そんな感じなので、自分で分析する事も程ほどに。
後は大手資格学校にお任せ致しましょう。