今週の土曜日から令和元年一級建築士製図試験合格に向けて、多くの受験生が資格学校に通うと思います。
今頃ドキドキしているのではないでしょうか?
各資格学校の講師の皆様も課題作成に追われていると思います。
短い2か月間を後悔のないように楽しんで下さい。
応援しています(^^)
施設見学に行った受験生は気づいたかも。8mが・・・
一級建築士製図試験を受験する過年度生の多くは、先週の土日で施設見学に行かれたと思います。
何かエスキスのヒントを掴んだ受験生、何も収穫がなかった受験生がいると思います。
僕は2点ほど大きな気づきがありましたので、本日は受験生の皆様にお伝えします。
柱の本数が少ない&部屋数が少ない!
- 柱の本数が少ない
- 部屋数が少ない
受験生の皆様も感じませんでしたか?
毎年施設見学に行くのですが、今年はこの2点が特に気になりました。
普段エスキスをする時は6m、7mスパンを中心に計画するのですが、今年の用途に限って言えば、8mスパンの使い方が合否を分けるのではないかと思います。
平成28年度『子育て支援施設』平成29年度『リゾートホテル』等であれば部屋数がある程度必要になるため、6mスパンを使う機会が多かったと思います。
しかし、今年の用途は部屋数が少ない事を考慮すると、6mスパンを使うよりも8mスパンを使った方が計画しやすいのではないかと思います。
40mの建物であれば8mを使う事で柱を1列削減できます。
- 7m×4スパン+6m×2スパン=40m
- 8m×5スパン=40m
48mの建物であれば8mを使う事で柱を2列削減できます。
- 6m×8スパン=48m
- 8m×6スパン=48m
経済性に配慮+美術館『分館』の用途を考慮すると資格学校の課題で8mが多用される可能性があります。。
基本は7mスパンをベースに要求面積を見ながら計画して下さい。
7m→6m→8mで考えるよりも、7m→8m→6mになるのかも。
約300㎡と300㎡以上でスパン割の考え方が違う
- 7m×7m×6コマ=294㎡
- 8m×7m=6コマ=336㎡
約300㎡であれば7mを使い、300㎡以上であれば8mを使うみたいな感じで色んなパターンを覚える必要があります。詳しくは勉強会でお話致します。
一級建築士製図試験攻略テキストにも、6m、7mの組み合わせを書いていますので、それに8mを加えた形で覚えて頂ければ嬉しく思います。
暗記する数字が少し増えますが、頑張りましょう♪
8mの魔術師再び降臨!!
あれ?8mといえば僕の親友の『8mの魔術師』が得意とするスパン割です。
8mスパンをベースに考えるならば、X方向Y方向のヘリアキ次第ですが、X方向8m×5スパン=40m、Y方向6m×5スパン=30mもあるかも。
僕は基本8mや9mスパンは使わないので、今度会った時に8mの上手い使い方を聞いておきます。
まとめ
去年はプールの要求面積が大きかったため、プールと更衣室の配置が決まった後は比較的エスキスが簡単だったと思います。
今年は去年に比べて少しエスキスが難しくなると思いますが、基礎がしっかりしていれば、さほど難しくなく攻略できると思います。
僕のテキストをお持ちの受験生は、基礎力を高めるため、日々ドリルをやりこんで頂けたら嬉しく思います。
資格学校の宿題はさぼっても、ドリルはさぼっちゃ~ダメですよ。
8月の基礎力UP!!非常に大事です。
信じるか信じないかはあなた次第です!!