空調設備はどっちが良いの?単一ダクト方式!?パッケージ方式!?

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大手資格学校では、単一ダクトをベースに指導していると思います。

学校によっては風量計算もしていないのに、3系統は絶対に必要。3系統だとDSの大きさはこれ位!と凄く違和感のある指導が行われています。 

設備の素人が考える設備計画って怖いなぁ(T_T) 




前回の給水設備でも言いましたが、どの方式が正しいのかは、本試験当日まで全く分かりません。

本試験当日の課題文『施主の要望』に書かれている事が、全てです。

資格学校の方針よりも施主(試験元)の要望を第1に考える事を忘れないで下さい。

空調方式が適宜だった場合は、資格学校の方針に従って計画していけば良いと思います。

しかし、課題文に『施主の要望』収蔵庫、展示室は空冷ヒートポンプパッケージ床置き型と指定があれば、それに従わないと減点になります。 

課題文に指定があれば従う。

  • 空調設備は適宜計画する。
    適当に計画して良いよ。お任せします。
     
  • 空調設備は、以下の通り計画する。
    展示室は定風量単一ダクト方式
    収蔵庫は空冷ヒートポンプパッケージ床置き型
    その他の室は空冷ヒートポンプパッケージ天井カセット型
    エントランスホールは空冷ヒートポンプパッケージの天井隠蔽ダクト型室内機を設置する。 

こんな感じで、適宜かも知れませんし、細かく指定されるかも知れません。

適宜の場合は、良いのですが、細かく指定された時に対応出来るように色んな方式を覚えておいた方が良いと思います。

記述も単一ダクトだけでなく、空冷ヒートポンプパッケージ床置き型も覚えて下さい。 

本試験課題に対応する為には、どれが正解?ではなく、どれが出題されても対応出来るようにする!が正解です。

思い込みは大変危険!

勉強会でメチャクチャ聞かれたのが、ある大手資格学校の講師が今年の用途だと3系統は必要だぞ!!だからDSの大きさが!と指導されたと言っていました。

ちょうど勉強会に設備屋さんがいたので、聞いてみると、CAVじゃなくて、VAVで対応すれば良いのでは?と言っていました。

まぁ~そうだよなぁ~と一同納得。

また、面識のない受験生からのメールにも『講義中に講師にVAVで対応すれば』と言うと『試験的にはCAVだから覚えて』と言われたみたいです。

試験的って何ですか?との質問メールだったので、返答に困りました。

大手資格学校に設備知っている人誰もいないんでしょうかね? 

空調機械室は1階に計画しないといけない!と言われたり、特殊ルールが多過ぎて困りますよね。

別に空調機械室(2030)を各階に計画して、各階で空調計画を考えても良いと思いますけどね。

試験的にって言われたら・・・どうしましょう。 

設備の素人が指導すると困りますね(T_T) 

え!お前も素人だろう!

はい。そうです。その為、師匠や周りの設備屋さんにアドバイス等を常に頂いています。

不明点があれば、専門家に聞いています。構造の事も構造屋さんに聞いています。

まとめ

設備が適当で良いよって言われる理由は、どの方式でも計画出来るからです。

答えが1つであれば、これが正解となるのですが、水道直結増圧方式、受水槽方式、屋外キュービクル、屋内キュービクル、単一ダクト、パッケージ。どの方式を採用しても間違えないので、減点出来ないのです。

その為、受験生がすべき事は、本試験当日の課題(施主の要望)に書かれている事を満たせるように、今一生懸命勉強するしかないと思います。

施主の要望が1番大事です。優先順位1位です。

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コメント

  1. 匿名 より:

    本試験のために学校では色々な方式で指定されるのですが、ダメなんでしょうか?

  2. ビリケツくん より:

    本試験=施主の要望が兼ねられるように、どの方式でも記述が書けるようにすることが大事です。CAVがOKでVAVが駄目っという事が危険だという事だけ理解して頂ければOKです。

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