本日は集合住宅の基本となる『住棟形式』をいくつかご紹介したいと思います。
大手資格学校の講義が始まる前のウォーミングUPとしてご参考になればと思います。
※ 集合住宅の優先順位 日照が一番 南→東→西→北
試験元の解答例は自由度が高く2パターン作成出来る!絶対に覚えてほしい黄金の5パターン!
大手資格学校の課題と本試験の課題の最大の違いは、自由度の高さです。
大手資格学校の課題は、自由度が少なく、別案を作成する事が難しい課題が多いです。
その反面本試験課題は、総合資格学院、日建学院、TAC、その他の資格学校の受験生が受験するため、自由度が高く設定されています。
試験元の解答例は毎年2パターン出題されます。
絶対に覚えておく黄金の5パターン
- 片廊下型 平成27年度標準解答例①
- L型 平成18年度標準解答例① 平成29年度標準解答例②
- 中廊下型 平成16年度標準解答例①or②
- ツインコリドール型(ツインコリダー) 平成25年度標準解答例①
- ボイド型(中央吹抜け型) 平成27年度標準解答例②
片廊下型
片廊下型は一番基本となる形になります。
平成18年度、平成27年度共に標準解答例となっています。
住宅の優先順位は日照が一番。
そのため、優先順位は南側→東側→西側→北側となる。
日照を確保するため、南側に居室を計画し、北側に通路を確保する形式が一般的となります。
L型
L型は方位が振れている、景観の条件が良い時に、出題される可能性があります。
- 平成18年度の時は、北西に方位が振れていました。
- 平成29年度は南東側に『名峰が見え景観が良い』景観の条件がありました。
大手資格学校の課題でも毎年1課題出題されます。
方位が振れている場合の注意点
記述の際、アプローチは北側の→北西側、北東側 南側の景観が→南西側、南東側と気を付ける。
この点が合否を分けるかも知れません。
中廊下型
大手資格学校の課題で出題されやすいです。特に日建学院でよく見ます。
総合資格学院では、中廊下型よりもツイコリドール型をよく見ます。
総合資格学院の課題で中廊下型が出題される時は、ほぼ、縦長敷地+東西に住戸を配置するパターンです。
中廊下型の場合は、出来れば廊下幅は3m確保してほしいと思います。
ツイコリドール型
2列廊下が並び、中央に吹抜けを設けます。
竪穴区画等も検討する必要があるため、本試験向きかも知れません。
こちらも中廊下型と同様に、集合住宅系は、北側に居室を計画しないため、縦長敷地+東西に住戸を配置するパターンで出題されます。
廊下幅は2.5mあれば理想ですが、一部2mでもOKだと思います。※両側居室は不可。
ボイド型
大手資格学校の課題でも、1課題は出題されると思いますが、難易度がMAXのため、極力このプランにしなくても良いと思います。
平成27年度標準解答例②を見た時は、短時間でこのプランを作成出来る受験生がいるのかな?と思いました。
平成27年度標準解答例①のシンプルさ!
これこそが受験生が見習うプランだと思います。
まとめ
住棟形式は、そこまで多くなく暗記で解けるパターンが多いため、10課題もすれば慣れると思います。
本試験中に基準階の計画に充てられる時間は15分~30分前後になると思います。
オリジナルではなく、コピペで対応が無難だと思います。
詳しくは基準階型テキストで会いましょう♪
先ほど、送信致しました。コメントは削除願います。
個人の見解が多すぎました。大変申し訳ありません。
何卒、よろしくお願いいたします。
コメント削除致しました。
全然いい文章だったと思いますので、気にしないで良いかと思います。
はい。よろしくお願い致します。
いつもためになる記事ありがとうございます!
テキストを購入検討しているのですが、8月頭に編集完了ご予定の基準階型編の1冊でわかる内容になってますでしょうか?
現在の基礎編もあわせての購入の購入が良いでしょうか?
また、購入完了後は到着までどれくらいの日にちがかかるかも合わせて教えていただけると嬉しいです。
宜しくお願い致します。
基準階型と低層階は分けて考えた方が良いため、基準階型は基準階部分にフォーカスしています。
全て入れ込むと、ゴチャゴチャになるため。
もし、資格学校に通っている場合は、様子見でも良いかも知れません。
発送はお盆明けになると思います。お盆中は、勉強会で東京、大阪にいるため。
ビリケツさんこんにちわ。
黄金パターンのUPありがとうございました。
一つ質問なのですが、私は日建に通っておりまして、基準階のコア2つのうち、一つは必ず屋外階段になっています。
この理由は何でしょうか?
また、基準階のコア2つを、2つとも屋内階段にするのか、それとも片方を屋外階段にするのかの判断基準は何なのでしょうか?
びりけつさんの黄金パターンの中にも、基準階のコアに屋外階段がなかったもので、御質問させていただいた次第です。
お忙しい中大変恐縮ですが、御回答いただければ幸いです。
何卒宜しくお願いします。
基準階型の場合は、屋外階段でも問題ありません。
基本は屋内で計画する事を前提に考えた方が良いと思います。
第一案目屋内階段 第二案屋外階段
屋内階段の方が難しいため、最初から楽はしない方が良いと思います。
理由は、プランが簡単だからです。
屋外階段は応用プランになるため、載せていないだけです。
前回の平成27年度も総合資格学院では、8月の最初の課題は、屋内階段 9月の応用課題は屋外階段と段階を踏んで課題を作成していました。
日建学院とTACは初期から屋外階段を多用していたように記憶しています。
学校の考えかたの違いだと思います。
ビリケツさま
早々の御回答ありがとうございます。
了解致しました。
第一案目は、コア2つとも屋内階段でエスキスするようにします。
ありがとうございました。
はい。最初は基本的な屋内階段で対応した方が良いと思います。
屋外階段にする方がずっと楽なので。後から屋内階段を計画すると非常に難しくなります。
『詳しくは基準階型テキストで会いましょう♪』
以前高速エスキス基礎編並びに基準階型編を購入させて頂きましたが、
本年度集合住宅にそくした、参考テキストを販売がお盆明けなのでしょうか?
去年の分をお持ちであれば、少しアレンジすれば新たに購入しなくて良いと思います。
今年は住宅のため、優先順位が南→東→西→北となりますので、ツイコリドール型や中廊下型の場合縦長敷地になる可能性が高いです。
製本して、発送する必要があるため、お盆明けになると思います。
ビリケツさん
こんにちは、
6月下旬にテキスト(基礎編)を購入した者です。
今、繰り返し4回目に入ってます。
今後の予定で2点教えて下さい。
①表題に製図試験 勉強会(東京)日程が決まりましたとありますが、申し込み情報(方法などは、どちらに公開されているのでしょうか?
②テキスト(基準階編)が新たに発売予定とありますが、こちらも申し込み情報(方法)などは、どちらに公開されているのでしょうか?
前向きに考えたいのでこちらに記入させていただきました。
宜しくお願いします。
ご連絡有難うございます。
1 7月24日のブログでUP致します。
2 印刷関係もあるため、まだ申し込みは行っていません。決まり次第ブログでUP致します。
よろしくお願い致します。
初めてコメント失礼致します。
ツインコリダーについて質問です。
竪穴区画等の検討が必要とありますが、
吹き抜け部分と廊下には竪穴区画かつ面積区画のための特定防火設備が必要ということでしょうか。
吹抜けは2層までなら大丈夫です。
3層吹抜けになった場合は、防火防炎シャッターが必要になります。
1階にも。詳しくは令和元年の美術館の年の標準解答例を参照してみて下さい。