『現場』という言葉の意味を考える!立場によって意味合いが全く違う!

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今回は一級建築士試験とは全く関係のないお話です。

そのため、興味がない受験生はそっとブログを閉じて下さい。

久し振りに一級建築士YoutuberたぬきさんのTwitterを見ていると、ある投稿にコメント欄がざわざわしていました。

『伸びない人種って一定数はおるよな。暇があったらスマホで漫画。寝る。その時間勉強せえ。勉強せな知的な仕事は回ってこなくてずっと現場やぞ?』

僕は特にこの文章を見ても何とも思わなかったのですが、コメント欄で色んな意見が飛び交っていましたので、今回ブログで取り上げてみました。

設計監理の人が使う『現場』と施工管理の人が使う『現場』の意味を考える。




たぬきさんのTwitterのコメントを見て、やっぱり自分の考えを上手く相手に伝える事は非常に難しいなぁと思いました。

個人的意見ですが、設計事務所等に勤務している人が使う『現場』施工管理(ゼネコン)やっている人が使う『現場』の意味合いは全く違うと思います。

先日も、他の事務所にお邪魔した時に『現場行って、写真撮って来て!図面渡してきて!等』言われている若い従業員がいました。

設計事務所等に勤務していると、現場=雑用という感じで現場という言葉を使っている人が多い気がします。

※施工管理という意味じゃなく、現場に行っての雑用 

逆に施工管理(ゼネコン)の現場にお邪魔すると本社の人や所長から『そんなミスばっかりしていると、お前の希望の本社勤務出来ず、一生現場だぞ!』と怒られている場面に遭遇する事もあります。※師匠と一緒に現場に行った時、みんなの前で怒られている入社3年目の男性がいました。

※人前で怒る人の気持ちが全くわかりません。聞いているこちらの気分も悪くなります(T_T)

こんな感じで『現場』という言葉は一緒なのに、言葉を使う人によって意味合いが違ってくるのではないかと思います。

その点を考慮して、Twitterの文章を読み返すと

『伸びない人種って一定数はおるよな。暇があったらスマホで漫画。寝る。その時間勉強せえ。勉強せな知的な仕事は回ってこなくてずっと現場やぞ?』

解釈すると。

言われている仕事だけやっていても、スキルアップ出来ず、設計等やりたい仕事を任せて貰えないよ。このままだと現場(現場に行って、図面を渡したり、写真を撮ったり、誰でも出来る仕事)で良いの?嫌だったら勉強して現状を変えよう。

30代以上に向けて言っているのではなく、20代!特に前半の方に言っているのだと読み解けるのではないでしょうか?

たぬきさんのTwitter等を見れば現場(施工管理)が好きな事はわかるので、決して設計が上で施工(現場)が下とは思ってないと思います。

この件を知って『現場』という意味を改めて考えてしまいました。

同じ現場という言葉ですが、受け手によって意味が変わって来るんですね。

おまけ

僕の知り合いに(ゼネコン勤務)現場監督(所長)から念願叶って本社に異動した方がいるんですけど、1年持たずに現場に復帰した人がいました。

『本社の雰囲気に俺は負けた』と笑いながら、カルピスをご馳走してくれました。

最近お会いしていないので、元気にしているのか?わかりませんが・・・

顔は極〇みたいですけど、優しい方でした。

隣の芝生は青く見える!じゃないですけど、現場は現場で大変だし、本社は本社で大変だと思います。

みんなそれぞれ仕事に対して想う事があると思いますが、相手を尊重してお互い歩み寄れれば最高ですね。

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コメント

  1. 小林先生 より:

    瞬間的に爆笑
    おまけは良い話でした

  2. ビリケツくん より:

    個人的には、本社より現場の方が良いと思います。
    手の抜きどころわかるので(笑)

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