過去の本試験を簡単に振り返ってみましょう!

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去年も同じ事をブログで書いた可能性が高いため、どうしようかなぁ~と思ったのですが、メールで問い合わせが多いので、サクッと書いてみました。

平成26年度『道の駅』が近年で一番簡単!!平成28年度『子育て支援』が難易度MAX 




平成26年度 温浴施設のある『道の駅』

近年で一番簡単だった課題です。

初年度生で一度も図面を完成させた事が無い受験生が書き上げられた位の難易度でした。

その為、長期製図講座に通う受験生にとっては、2時間で45プラン出来たと思います。

7m×6スパンでも6m×7スパンでも出来たと思います。

2階建て、スパンも普通。今では考えられない位簡単な試験でした。

でも、合格者は上位約4割なので、合格発表まで全員モヤモヤしていました。

合否を分けたポイントは破線と一点鎖線

24時間利用可能なエリアは破線、屋根の形状(勾配屋根)を一点鎖線で記入する事が求められました。

時間内に描き上げた受験生が多く、甲乙つけがたいプランが多かったため、このちょっとした見落としが合否を分けたのではないかと言われています。

同じ一級建築士製図試験なのですが、今とは雲泥の差です。

これで同じ一級建築士で良いのかな? 

平成27年度 市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅

総合資格&TAC『間口3.5(7m×6スパン)VS日建『間口3(6m×7スパン)』の戦いでした。

間口3.5mで計画した受験生は屋上庭園の配置が難しかったと思います。

講義では屋上庭園等広場は南側と言われていたので、妥協して北側に計画が出来ればエスキスが簡単だったかも知れません。

間口3mで計画した受験生は屋上庭園を南側に計画出来たのですが、吹抜け約100㎡の処理が難しかったと思います。

6mを使っているので、Y方向を8m×3スパンで計画出来れば良かったと思います。 

平成26年度、平成27年度の本試験はどの学校が有利だった等はなかったと思います。 

平成28年度 子ども・子育て支援センター

近年で一番難易度が高かったと思います。

この年はTACの課題が一番本試験に近かったと思います。

スパン割りまでピッタシ!神懸っていました(^^)

総合資格は保育所部門を1階と2階に分けて計画する課題が多くて、本試験では戸惑った受験生が結構いました。

講師がちゃんと第1案目は1階にまとめて計画すると指導していた校舎は戸惑っていなかったと思います。

講師のレベルで難易度が変わった年でした。

『総合は外れた』という声もありますが、ちゃんと1階にまとめる課題もやっていたので、対応は出来たと思います。

日建は保育所部門を1階にまとめる課題を数多くやっていた為に課題が当たったと言われています。

しかし、変則スパンを使ってなかったので、2階の屋上庭園約200㎡を収めるのに苦労していました。

その為6.5m以上の要求室を3階に計画している受験生が多数いました。

これが日建=マッスルタワーと言われる始まりです。 

その点TAC8課題中7課題保育所部門1階。1課題のみ保育所1階と2階の2層でした

しかも、スパン割りも6666677の変則スパンを的中させる神業!!凄かったなぁ~。

この年はTAC生の合格率が異常に高かったです。 

平成29年度 小規模のリゾートホテル

総合資格の模試1L型がピッタシ的中しました。

8mを得意とする総合資格+L型的中で合格率は非常に良かったと思います。

しかし、今でも有名な伝説の直前講座(本試験前日の特別講座)を受講した受験生は、ツインコリダーで一発ランク23になった受験生も多かったです。

本試験前日講座の中で服が派手で有名な講師が『明日は、シンプルに6m、7mでツインコリダーで考えろ』と言っていた事を引きづってしまったようです。

ある意味伝説の直前講座となりました。

日建とTACはツインコリダーで6m、7mを中心に課題をやっていた為、L型+8mが思いつかなかった為、苦戦していました。

総合資格に通う、前日の直前講座を受講しなかった受験生の合格率が最強だったと思います。 

平成30年度 健康づくりのためのスポーツ施設

課題は平成26年度に次ぐレベルで簡単だったと思います。

総合資格の長期生はプールが1階でも2階でも3階でも計画出来た事でプランの幅が広がって結構苦戦していました。

結果悩んで悩んでプールを3階に計画して、多くの受験生が不合格になっていた印象です。

後は屋外階段を設けた受験生の合格率が悪かったと思います。

総合資格、日建に通ってもそんなに差はなかったと思います。

TAC8課題中1課題のみ(確か課題4だったと思う)通り抜けできる課題をやっていたと思います。

もう少し練習出来ていれば、本試験も対応出来たかと思います。

後はプールにスロープを設けるTACルールがあった為、スパン割りに制約があって、難しかったと思います。 

まとめ

こんな感じで毎年どこの学校が当たった、外れたと受験生の中で話題に上がります。

こちらの分析は、個人的感想(受験生に聞いた感想)なため、話半分で聞いて頂けると嬉しく思います。

僕が受験生だった頃の総合資格の課題は、スパン調整大好き課題でしたが、今はシンプルで良いですよね。

TACの課題を意識した結果かな?

信じるか信じないかはあなた次第です!!

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コメント

  1. こきゅーん より:

    お世話になっています。

    来年は、ビリケツさんや仲間さんたちと一緒に、
    令和元年度はこんなんでしたねー!と一緒に分析する側にまわりたいです。
    まわります!

    合格したら、大阪で何かするときの手伝いでも、ブログの手伝いでも作図でも なんでもやります!

    だからどうか、ビリケツ神様、本試験ちゅう、私のところに降りてきて下さいませ。!!

    楽しいたわ言でした。

  2. ビリケツくん より:

    本試験課題と学校の課題は全く別物ですよ(^^)
    落ち着いて頑張って下さい!

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