先ほど、リハビリが終わって時間が少しあったため、師匠に『令和2年一級建築士設計製図課題!高齢者介護施設』について色々と聞いてきました。
ちょうど到着した時に、1課題目が出来上がっていました。
今年の課題の注意点等も紙に書き出されていました。
やる気満々!師匠元気一杯でした。
基準階?ビリケツくん読みが甘いよ!4面平面も検討しないと!3面を超える4面!ついに降臨?
師匠にお会いして最初の言葉『ビリケツくん久し振り!いや~今年も課題を当てられなかったよ。今年は自信があったのに残念』
僕『今年はどんな課題だと思ったんですか?』
師匠『ゴルフ場のクラブハウス』
僕『え!ゴルフ・・・それは師匠がゴルフしたいだけじゃ・・・』
師匠『ビリケツくんも、まだまだだね。ゴルフ場のクラブハウスは、車寄せ、レストラン、お風呂、休憩室、VIP室、傾斜地、フロント、売店!試験にこれだけ最適な施設って他にある?』
僕『あ!そう言われてみれば最高な環境ですね。ただゴルフしたいだけかと・・・』
師匠『何言ってるの?俺はいつも真剣に考えているんだよ。冷蔵庫にケーキを取りに行きながら小声で『毎週ゴルフ場に施設見学行ける最高の課題』』と最後にボソッと言っていました。(^^)/
想定外をいくつ減らせるか!4面平面も想定する必要あり!
僕はてっきり基準階型かと思っていたのですが、師匠の考え方は全く違っていました。
今年の課題の注意点には以下の事が書かれていました。
- 各階→地下駐車場もある?
1階デイサービスの送迎(ワンボックスカー)車寄せ 送迎を想定! - 3~5階建てをメイン
3階建ては平成29年度想定。
4階建ては平成23年度想定。梁伏図+3面平面→4階の平面図+3面平面
7階建ても一応想定!7階建ては住宅、事務所系がメイン。
- 居宅サービス→地域のデイサービス、居住施設→介護(滞在)を想定
- 避難 滑り台、スプリンクラー設備、7階以上連結送水管
- 浴室 機械浴室 ボイラー中央式
師匠『今年の課題!高齢者施設は近年続けて出題されているため、そこまで対策は難しくないと思う。しかし、さすが試験元!この一文が全て難しくさせる。
『各平面図については、試験問題中に示す設計条件等において指定します。』
これが無ければ、対策は難しくないけどね。
この一文がある事によって、色々想定しないといけなくなる。
そのため、練習課題は広く色んな知識が必要になるなぁ。3階建てから7階建てまで想定しないと・・・
もしかしたら23年度老健の年の4面。前回は梁伏図1面+3面平面→今年4面平面!
あ!地階も想定すると、平成18年度で出題された地下駐車場。
近年一番勉強する範囲が広い課題かも知れない。
でも、個人的には4面平面だったら合格率上がる気がする。
3階が出来たら、4階も楽勝でしょう。
エスキスが難しくなればなるほど、合格率が上がるなぁ。』
と色々と教えて頂きました。
まだまだ続くよ!
7階建て(高層階)は基本、事務所と住宅だね。
老健等もそうだけどメインは3~5階で落ち着くと思うよ。
ちなみに7階以上だと連結送水管が必要になるよ。消防隊が使うから。
後、設備的にはプリンクラー、屋内消火栓設備の記述が出題されるかもね。
滑り台も求められると思う。
基本介護が必要だから『はい各自避難して』はちょっと厳しいかな。
後は、居宅サービス→地域のデイサービスという事は1階がメインで、居住施設→介護(滞在)は2階以上がメインかもね。
浴室は男女で分けなく、時間帯で分ける事も想定する事も考えないとね。
理由はスタッフの負担軽減。
男女で分けるとスタッフの人数も増える為、午前中は男性、午後は女性みたいな感じで。
後は機械浴室は今年も設置が必要だね。
介護と名前がついているため、滞在部屋ごとにお風呂を計画する事は想定し難いなぁ~。
最後に、廊下幅もゆとりある広さが必要だね。
車椅子同士がすれ違うこと、隣に介護する人が付き添う事を想定する。
最低3m以上はほしいね。
※確かに施設見学行った場所は、お風呂は男女別ではなく、時間帯で分けていました。
ちなみに平成27年度は男女別+機械浴室で約80㎡でした。
あ!屋外階段も5階以上は←この話の続きは、2m以内に開口部を設けられないと言いたかったのです。
その為、屋外階段で2方向避難を確保する場合は、配置する位置に気をつけましょう。居室が無窓になっちゃいます。
まとめ
師匠の分析は凄いなぁ~と改めて思いました。たった数時間でここまで。
お盆までに基礎課題を10課題作成するぞ!と張り切っていました。
課題発表も終わって今年も暑い夏が始まります。
みんなで合格目指して頑張りましょう!!
令和2年一級建築士試験『設計製図』高齢者介護施設を一緒に攻略しましょう!!