講師が講義中に断言!エスキスの速さはセンスがモノを言う。

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受験生からお悩み相談と言いますか?

講師が講義中に『エスキスの時間短縮は一部のセンスのあるやつだけだ。普通は出来なので、作図時間を短縮させろ!』と言っているんですけど、やっぱりエスキスにセンスは必要ですか?と相談が来ました。

エスキスはセンスじゃなく、知識と経験がモノをいう!




どの職業、物事にもセンスがある人とない人がいると思います。

一級建築士設計製図試験で全国一番を目指すならセンスが必要かも知れませんが、ただ合格するだけであれば、センスは必要ありません。

エスキスのスピードはセンスじゃなくて、知識と経験が大事になります。

講師の皆様がエスキスは2時間必要という言葉は嘘じゃありませんが、知識と経験を積めばエスキス時間は短縮できるようになります。

皆様!自分の仕事を思い浮かべて下さい

事務所ビルの設計が得意な人が、ある日突然上司から『今度大切なお客様から中州でキャバクラ店をOPENさせたいんだけど、その内装の設計を頼むよ』と言われたらどうでしょうか?

風営法、保健所の検査、お客様が求めている内装、椅子・家具の寸法等全くわからない状態からスタートすると思います。

この状態が大手資格学校初日の講義です。

キャバクラの設計に当てはめると

  • 階段の書き方=風俗営業1号の個室16.5㎡以上
  • PS・EPSの位置=外部から容易に客室(内部)が見通せないこと

こういった知らない情報を講義の中で少しずつ知識として入れていきます。

1講義=1物件

10課題=10物件も経験すればキャバクラを設計する上で必要な情報は全て知識として入っています。

実際の仕事でも、同じような用途を10件も経験すれば大体理解出来ているのではないでしょうか?

1件目、5件目、10件目と設計(計画)も早くなると思います。

僕が受験生だった頃に大手資格学校のカリキュラムで無駄というか効率が悪いなと思った事がありました。

それは、課題ごとに知識を分散して指導する事です。

敷地を例に出します。

課題の敷地は大まかに10パターン位あります

  1. 1面道路 北側道路
  2. 1面道路 南側道路
  3. 1面道路 西側道路
  4. 1面道路 東側道路
  5. 2面道路 南、北道路
  6. 2面道路 東、西道路
  7. 2面道路 北、西道路(長辺、短辺)
  8. 2面道路 北、東道路(長辺、短辺)
  9. 2面道路 南、西道路(長辺、短辺)
  10. 2面道路 南、東道路(長辺、短辺)

この全てのパターンを2カ月かけて1課題ずつ振り分けて少しずつ学んでいきます

1面道路で北側道路の場合のポイントは・・・。という風に。

一見、無理なく覚えられるから良さそうではあるんですけど、最後の方になると最初に出題された敷地を忘れてしまっている可能性が高いです。

そこで、僕は思ったんです。

一級建築士学科試験を突破出来る力があるならば、きっと暗記も得意であろうと。

そうであれば、最初にパターンを全て暗記(座学)してから講義に臨んだ方が良いんじゃないかと?

ほかにも駐車場の計画、管理部門のパターン、利用者部門のパターンと色々と先回りして暗記する事で講義の内容に集中出来ると思いました。

でも、僕が一人言ったところで何も変わらないと思ったので、受験生にお役に立つテキストがあればと思って、現在発売しているテキストにいきつきました。

宣伝じゃなくて・・・

個人的には、宣伝しているのではなく、本当に講義に入る前に座学として僕のテキストで基礎知識を高めてほしいと思います。

ドリル形式になっているため、3週もすればパターンが見えてくると思います。

テキストで先にパターンを頭に入れると、後はアウトプットするだけなので、エスキスが早くなるといった感じになっています。

1時間以上エスキスに時間が必要な講師は・・・

僕は普通の難易度の課題でエスキスが1時間以上かかっている講師を見ると『あ、勉強していないんだなぁ』と思います。

なぜなら、課題の題名(事務所ビル、集合住宅)は違っていても、大まかな構成は毎年大きくは変わっていないからです。

先ほども言いましたが、経験を積んだ結果、キャバクラの設計(エスキス)1店舗目と10店舗目が同じスピードという事はないと思います。

エスキスが遅い原因はセンスがないわけじゃなく、経験と知識が不足しているからだと思います。

プレイルーム200㎡!

プレイルーム200㎡!と課題文で見た瞬間3つの絵が浮かぶように訓練するのみです。

他にも会議室60㎡、80㎡、100㎡と見た瞬間パターンがすぐに出せるように、テキストをやり込んでほしいと思います。

電卓も良いんですけど、普段使用する数字は暗記した方が、間違えがなくなるし、時間も短縮になります。

九九で電卓使用しないように、エスキスも電卓使用しない方が良いと思います。

7×7=49 7×14=98 と覚えるのではなく、7×7=1コマ=49㎡と覚えます。

1コマ 49㎡ 2コマ98㎡ 3コマ147㎡ 4コマ196㎡ 5コマ245㎡ 6コマ294㎡という風に。

まとめ

長期製図講座は課題発表日までの半年間、じっくり時間をかけて知識を得られるので、エスキス時間を徐々に短縮出来れば良いのですが、

短期製図講座は2カ月という短い時間での勝負です。

資格学校のやり方で手応えがない受験生は、是非ドリル形式のテキストをやってみて下さい。

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