一級建築士設計製図試験合格を目指している受験生から『2階の宿泊室を計画する時に北側・南側共に景観が良ければどちら側をメインに考えた良いですか?』とご質問を頂きましたので本日はお答えしていきます。
あくまでも僕の個人的見解という事でお願い致します。
海外のリゾートホテルでは常識ですが海や湖が見える部屋は宿泊代割増です
皆様ご存知の通りビリケツ君は一級建築士試験を何度受験しても合格する自信があります。
しかし彼女が長い事いません。俗にいうボッチ歴12年なのです。
その為僕の中では『結婚≧一級建築士』なのです。
それぐらい結婚する事が難しいと思っています。誰か結婚してくれないかなぁ?
あ!話が違う方向に脱線しちゃいましたね。(^^)/
彼女もいない僕は寂しく休みがあれば海外に遊びに行っています。最低年に2回ぐらい。
その為海外のホテルに良く宿泊するのですが、海外のホテルでは必ず海側・マリーナ側が2~3割高くなります。
有名な所で言えばシンガポールのマリーナベイサインズとかですね。
日本のホテル事情が分からないので、断言できませんが、海外のリゾートホテルを例にすれば、世界中海や湖等の水辺が見える方が宿泊代が高いという事は常識です。
その為今回の課題も必然的にメインの部屋は海や湖等の水辺側に計画した方が良いのではないでしょうか?
個人的には北側に湖等があれば、迷わず北側から大きな部屋を計画していけば良いと思います。
全部49㎡だったら関係ないけど、仮に42㎡と49㎡が混在していた場合は、49㎡から北側に計画で良いと思います。
49㎡(広い部屋)の方が常識的に考えれば宿泊代が高いと推測出来る為。
皆様はどうお考えですか?
9mスパンで計画するならば水辺側に計画する!?
基本的にスパン調整するならば、メインの部屋を配置する列のスパンを調整をした方が良いと思います。
例えば9mスパンを使いたいと思ったら、僕だったら第一プランは水辺側に計画すると思います。
北側がそうであれば北9m中央7m南7mとします。
H23年度の介護老人保健施設とH25年度セミナーハウスの過去の標準解答例をみて下さい。
この二つの課題であれば日照の問題も含め南側がメインになっていると思います。
その為9mスパンも必然的に南側に計画しています。
今年本試験課題が北側に湖等があれば、メインは北側になると思います。
その際9mスパンを使うのであれば、僕だったら最初に北側に計画すると思います。
9mスパンは禁断の果実だよ。
僕は9mスパンを使わずにシンプルな7m×7m・7m×6mで計画してほしいと思っています。
- 大梁が900mmになるので、空調方式で単一ダクトの場合、階高が4.5mで計画しないといけない可能性がある。
- 断面に小梁を描かないといけない。7m×7mだとX方向Y方向どちらに小梁を架けているか伏せ図がないのでわからないので、描く必要性がないけど、9mだと短辺の方に小梁を架けるので作図の必要性がある。
- 面積も60㎡超えるので面積調整が難しい。
色々大変なのよね(笑)
階段の段数増やしたり(T_T)特に初年度生の受験生はミスが増えます。
あ!過去問見てわかると思いますが、資格学校の課題と違って本試験課題はシンプルなスパン割りでも解けるようになっているので、出来ればスパン調整しない計画の方が良いと思いますよ。
まとめ
今年の一級建築士試験の問題ってどんな楽しい問題なんでしょうか?
今考えただけでもワクワクしますね。皆様もこのドキドキを楽しんで下さい。
合格すればきっと良い思い出になりますよ。
福岡より合格をお祈りしています。
お世話になります。
本試験当日、課題の敷地が豪雪地スキーリゾートで床高指定あり各GLから1m以上、ラウンジの天井高5m以上(床高で調整してもよい)
空調も空冷パッケージしか用意してない
こんな夢によくうなされてます(涙