あ!総合資格学院のオリ3だぁ!近年流行りの屋根で面積調整!

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9月の勉強会参加者から総合資格学院のオリジナル3の面積の調整の方法がわからないので、教えてほしいとのご要望がございましたので、サクッとやっていきます。

オリジナル3は非常に良い課題だと思うので、総合資格学院の受験生は是非復習してほしいと思います。

もう少し自由度があれば、さらに良かったと思います。

※著作権の関係で課題文を掲載する事は出来ませんし、細かい説明は出来ません。

総合資格学院以外の受験生は申し訳ないです。

エスキスの雰囲気だけ感じてくれたらと思います。

また僕がエスキス中思った事を勝手に解説しているだけで、このプランが正しい保証もありませんし、学校の教え方・考え方等一切関係ありません事ご了承下さいませ。

僕がエスキス時間30~40分で80点の図面を目指した結果こういうプランになったので皆様ご参考にして下さい♪というアドバイスです。

楽しく見て頂ければと思います。

100点の解答は担当の講師にプランを見せてもらって下さい。

きっと素敵なプランだと思います。

屋根を計画する時は設計者のプライドを捨てる事が大切!



ヘリアキのチェック

X方向 42m+西2m+東3m=47m 余り3m

Y方向 28m+南4m+北2m=34m 余り1m

42m×28m=1176㎡→3528㎡-2900㎡=628㎡ 628÷42=15コマ 628÷49=13コマ削る 

面積を削れる外部条件等

外部条件(広場等)、天井高、吹き抜け、スパン調整

天井高が高い要求室A 1階指定 4コマ+4コマ=8コマ

天井高が高い要求室B 1階、2階に計画出来ない為、3階確定 

吹き抜けなし 外部条件なし

5コマ足りない 

スパン調整 

  • 42m→41m 1階28m×3=84㎡ 
  • 28m→27m 1階42m×3=126㎡
    ※これらの数値は暗記しておく。

X方向3mまたはY方向2mを削るとちょうど良い。

基本の考え方

僕のテキストを読んでくれている受験生には同じみ、この二つの形を当てはめる。

今回は南側の道路に面して要求室を計画してほしいとのご要望があるため、右側の図で進める。

今回は管理部門が大きくないため、管理用階段等はあまり気にせず進める。設備等は地階。

1階の計画

北側または西側にサブ風除室を計画してほしいとのご要望があるが、今回は北側に抜けれそうにないため(管理部門→利用者部門(納品)分断させる事が出来ない)、西側にサブエントランスを設ける。

南西側、南東側の要求室は、150㎡以上であれば154㎡確保できるが今回は約200㎡のため、200㎡を南東側、150㎡を南西側に計画する。

300㎡は1階指定の条件あり。

2階3階の計画

大空間を計画する時のポイントは第1案目は左側のプランのように通りを合わせてあげた方が良い。

右側の図のように大空間を対角線上に計画すると中央が苦しくなる。

もちろん第2案目であればOK。

これだ良い!これが駄目!という風に考えるのではなく、第1案目→第2案目と考える。

満点を目指さない。

3階も2階と同じく大きな要求室は四隅から計画する。今回は同じプランとなった。

今年の課題の一口メモ

図書館部門が1階、2階。〇〇部門が3階パターンか

〇〇部門が1階。図書部門が2階、3階となる課題が多い。

そのため、本試験課題もまずはその考え方で進める。

この試験に絶対はない!

全体の計画を修正 

※スパンで面積を調整しようかと思ったのですが、全部約50㎡が多く、1m削ると要求を満たせなくなるため、最終的に屋根や任意の吹き抜けで面積を調整しました。

個人的には屋根を設ける時は負けた時だと思っているので、最終手段だと思って使うようにしています。

屋根は施主にとって何も生まないので、設計者としては最低の考えだと思います。

そのため、割り切る事が大事ですね。

最近の試験元の標準解答例が屋根を多用しているので、資格学校としても屋根を使ったプランを作っているのだと思います。

1階の計画は管理部門が少ないため、363㎡を確保出来るようにグリッド調整します。これに付随して作業室を計画します。←作業室が無ければ北側に風除室でもOKでした。

2階の計画は大きな要求室は四隅から計画します。

面積を削らないといけない+ホールがダブついているため、空いているスペースに吹き抜けを任意で計画します。

3階の計画は吹き抜けを設けても良かったのですが、北西側にギャラリーを計画すると右の50㎡との絡みがあまり良くないため(ギャラリーの出入り)、ギャラリーを2階の吹き抜けの位置に計画し、北西側を屋根で処理します。

面積チェック

天井高高い要求室8コマ+吹き抜け2コマ+屋根2コマ=12コマ 後1コマ削る

スパン調整

どこか削れそうなところを探します。今回は南東側の要求室が200㎡1割=180㎡でOKなため、一番東側のコマを1m削ります。

後2階のプランで60㎡と40㎡を組み合わせてなるべく整形なホールにした。

これで完璧ですね♪2878㎡≦2900㎡

別案

 

結局どこに計画しても、大きな要求室は四隅から計画すればプランは完成すると思います。

という事は、とりあえず入れ込んで配置を考えても良いのかなぁ?と思います。

受験生の皆様は細かい要求室が気になってしょうがないと思いますが、本試験は100点を目指す事はもちろん大切ですけど、上位4割に入れば合格なので、ほどほどにした方が良いですよ。

見直し時間の確保=合格率UP

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コメント

  1. より:

    課題エスキス、早速ありがとうございます。先生のエスキス手順をトレースしてから、問題解き直してみす。
    今年も勉強会参加して本当に良かったです。一年目では理解できてなかった講習の内容が、今年は理解できました。先生のやり方に変えてからエスキスは確実に時間短縮できるようになってきました。数こなして更なる時期短縮頑ります

  2. ビリケツくん より:

    お疲れ様です。
    はい。色んな考えがあるので、これが駄目!と考えるのではなく、妥協点を見つける方が良いですね。
    大きな要求室は妥協しない。忘れないで下さい!

    時間短縮した時間は是非、見直しに充ててほしいと思います。

    近年の試験はエスキスの出来よりも、見落としが無い方が合格しやすいと思います。
    ファイト!!

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